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尾崎獅子舞保存会に文科大臣から地域文化功労者表彰

 2026年01月01日 
 江戸初期に始まった赤穂八幡宮獅子舞を忠実に守り伝え続けている功績で、尾崎獅子舞保存会が文部科学大臣から地域文化功労者表彰を贈られた。

文部科学大臣表彰を喜ぶ「尾崎獅子舞保存会」の役員のみなさん


 赤穂八幡宮獅子舞は、尾崎の赤穂八幡宮の秋祭り「神幸式」で行われる芸能。雌雄2頭の獅子が太鼓の打ち出しで目覚め、勇壮な鼻高の誘導で祓い清めながら進む。播磨地方に多くみられる神楽系の獅子舞とは異なり、道中舞を中心とするのが特徴。最も古い文献では寛文2年(1662)の神幸式次第に記載がある。獅子頭の制作年代は江戸前期と推定され、神社によると、太鼓は元禄元年に赤穂藩浅野家から奉納された。「後世に伝え残すべき貴重な民俗芸能」として2005年に兵庫県重要無形民俗文化財に指定された。

 保存会は、同獅子舞が赤穂市指定文化財に指定されたのを契機に1996年に設立。先輩から後輩へ口伝で受け継ぐ従来からのスタイルを崩さず、厳格に様式を守り伝えているという。また、2002年に韓国で開催された国際花の博覧会、昨年の大阪・関西万博の協賛行事で演舞を披露するなど、国内外で積極的に文化交流活動を行っている。

 表彰式は昨年11月に京都市内であり、馬場邦昌代表が表彰状を受け取った。「とても名誉ある賞で、今までやってきたことが認められた。担い手の確保など課題はあるが、地域の理解を得ながら、これからも伝統を継承していきたい」と抱負を語った。
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掲載紙面(PDF):
2026年1月1日号・第1部(2626号) 1面 (9,260,162byte)
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