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二つとない模様、思い入れある器に

 2026年02月04日 
 備前市出身の現代美術家、金重尹郎(かねしげ・ただお)さん(78)を講師に招いた陶芸教室「縄文土器にチャレンジ」が加里屋中洲の赤穂市民会館でこのほどあり、2日間で小学生から大人まで20人が受講した。

 金重さんは備前焼の巨匠、金重素山(1909ー95)の次男。備前の陶工で初の人間国宝となった金重陶陽(1896ー1967)を伯父に持つ。京都・亀岡を拠点に陶芸だけでなく彫刻、版画、コラージュなど美術全般の創作活動を行っている。

 今回の教室では、金重さんが混合土から成形して適度に乾燥させたコップや花瓶から好みの器を一つ選択。器の表面に幾何学模様や花柄など各自がオリジナルの模様を竹串で下書きし、彫刻刀や木べらで線刻した。縄文土器の写真が載った書籍を参考資料に持参した宮前町の中学3年、渡辺恋都(こいと)さん(14)は「模様を彫るのが思ったより難しい。完成したら部屋に飾りたい」とゆっくりと慎重に作業を進めた。

 受講者らの作品は金重さんが預かって乾燥させ、縄文土器の製法を再現した薪窯で1250度ほどの温度で丸2日素焼きする。3月には参加者の元に届けられる予定だ。金重さんは「窯の中でかぶった灰が溶けて二つとない模様が生み出される。作って楽しみ、見て楽しみ、使って楽しめるのが焼き物のおもしろさ。きっと深い思い入れのある器になるはず」と話していた。

金重尹郎さんを講師に焼き物づくりを楽しんだ陶芸教室



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