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19歳華道家がプロデュース 伝統工芸と生け花展

 2026年01月23日 
 赤穂の伝統工芸品に生け花を取り合わせた展示会「命の景(けい)〜成燦(なき)流・赤穂雲火焼・赤穂緞通」が御崎の私設美術館「桃井ミュージアム」で開かれている。1月24日(土)と25日(日)には笛と和太鼓の演奏に合わせて即興で花を生けるライブパフォーマンスがある。

桃井ミュージアムで開催中の「命の景〜成燦流・赤穂雲火焼・赤穂緞通」展と日向悠太さん(左)ら出品者のみなさん


 姫路市出身で6歳から華道を習い、昨年2月に新流派「成燦流」を創始した塩屋の新進華道家、日向悠太(ゆうだい)さん(19)=号・結翔(ゆいと)、関西福祉大学1年=がプロデュース。赤穂雲火焼作家の桃井香子(よしこ)さん(82)=御崎=と長棟州彦(くにひこ)さん(78)=塩屋=、赤穂緞通作家の見並(みなみ)なおこさん(49)=上郡町高山=との合同展を企画した。

 桃井さんと長棟さんの花器35点に日向さんが花を活けて展示。見並さんは新作を含む約50点の緞通を出品し、その一部を生け花と取り合わせている。

 2階和室では一畳敷の赤穂緞通を床と壁に1枚ずつ飾り、12個の赤穂雲火焼と花器に見立てたスーツケースにフリージアやアセビなどを挿してランダムに配置。かすみ草を入れたいくつかの小さなビニール袋と透明感のある白やピンクの生地を天井から吊り下げている。日向さんによると、ロックバンド「マルシィ」が女性の恋心を歌った楽曲「フリージア」から着想して「旅立ち」「自由」をコンセプトに空間を構成。奥から照らすスポットライトで「エモさを演出した」という。

 既存の型や枠にとらわれない大胆なチャレンジで華道界注目の存在となりつつある日向さん。「赤穂雲火焼も赤穂緞通も単品で強い魅力があるので、そこに花を合わせてアンバランスにならないか不安もありましたが、自分が描きたかった世界観は表現できました。見る人がそれぞれに解釈して景色を楽しんでもらえれば」と話している。

 1月26日(月)まで午前9時〜午後4時。館内で使用できる金券500円を購入して入館できる。日向さんのライブパフォーマンスは24日、25日の午後2時から瀬戸内海を臨む庭のオープンテラスで野点(1500円)と同時開催(雨天の場合は屋内)。また、会期中は赤穂緞通の残り糸で小物を手作りするワークショップ(1500円〜)も行っている。TEL0791・56・9933。
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