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「ねぷた博士ちゃん」が描いた忠臣蔵 義士祭前々夜イベントで披露

 2025年12月06日 
 「ねぷた博士ちゃん」の愛称で知られる青森県弘前市の中学生ねぷた絵師、菊池虎太朗(こたろう)君(14)が忠臣蔵ねぷたの新作やライブパフォーマンスを披露するイベントが12月12日(金)、中広の赤穂化成ハーモニーホールで開催される。

中学生ねぷた絵師の菊池虎太朗君=中央=と響樂會のみなさん=榊さん提供


 虎太朗君は3歳で初めて見た弘前ねぷたの魅力にとりつかれ、小6で絵師としてデビュー。若手絵師としてテレビ番組でも取り上げられ話題になった。赤穂出身の国立研究開発法人職員、榊泰直(ひろなお)さん(57)=奈良市=の仲介で忠臣蔵を題材にしたねぷた作品を製作。「忠臣蔵×弘前ねぷた―出会う伝統、つなぐ未来」(赤穂民報社など後援)と銘打ち、赤穂義士祭の前々夜祭イベントとして作品とともに来穂する。

 虎太朗君にとって忠臣蔵ねぷたを手掛けたのは初めてで、製作にあたって忠臣蔵の物語を勉強して浮世絵を参考に図柄の構想を練り、忠臣蔵研究者に下絵の監修を依頼。高さ3メートル近い扇形のねぷたを完成させた。「今の自分に出来る精一杯の技術を詰め込みました。工夫した構図や配色を見てほしい」と赤穂での作品発表を楽しみにしている。

 イベントでは虎太朗君が主宰する文化団体「響樂會(きょうらくかい)」によるねぷた囃子と津軽三味線の演奏、虎太朗君がステージ上で即興でねぷた絵を描くライブパフォーマンスも。赤穂高校の創立100周年関連事業でもあり、同校の放送部、書道部、生徒会が司会やお囃子などで参加する。午後6時開場、6時半開演。入場料は1000円(18歳以下と学生は無料)で下のQRコードで受け付けている。
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掲載紙面(PDF):
2025年12月6日号(2623号) 1面 (6,273,322byte)
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