絵地図作りでわがまちに愛着 絵マップコン20年
2022年11月12日
今年20回目を迎えた「あこう絵マップコンクール2022」の公開審査会が6日、中広の赤穂化成ハーモニーホールであり、52点から入賞作品が決定した。
コロナ禍はオンライン形式で公開審査会を行い、出品者を会場に集めて行ったのは3年ぶり。参加した子どもたちは緊張しながらも、それぞれの言葉で作品の意図や苦労した箇所などをアピールした。
最優秀賞は古浜町の池渕翔月君(11)=塩屋小6年=の「ピクトグラムin赤穂〜ぼくのこだわりユニバーサルデザインマップ〜」。昨夏の東京五輪開会式で見たパフォーマンスでピクトグラムに興味を持ち、市内の主な公共施設や観光スポットなどで標識に表示されている図記号を地図上にまとめた。外国人や視覚障害者にも伝わるように英語表記と点字を加え、色彩的に見えやすい色づかいにも配慮した。
池渕君は昨年に続き2年連続の最優秀賞。6学年上の兄・天翔さん(17)も第13回から2年連続で最優秀賞に輝いており、「自分も2回最優秀賞になってうれしい」と喜び、「ピクトグラムもユニバーサルデザインも人を思いやる気持ちで作られている。思いやりの心が増えればいいなと思います」と作品に込めた思いを話した。
小学生以下を対象に手作りの絵地図作品を公募する同コンクールは、作品づくりを通してわがまちへの愛着を深めてもらおうと2003年に「西播磨地域づくり女性会議」が創設。第2回以降は市民有志の実行委が引き継いだ。これまでに国土交通大臣表彰、国土地理院感謝状、県知事賞などを受賞している。
初回から実行委員長や事務局などで運営を担ってきた江端益子さん=尾崎=は「子どもたちの意欲に引っ張られて20年間コンクールを続けてくることができた」と振り返った。
全国児童生徒地図優秀作品展に出品される最優秀賞と優秀賞は次のみなさん。
▽最優秀賞=池渕翔月(塩屋小6)
▽優秀賞=中谷拓夢(赤穂小4)
▽同=北村蒼空・北村一愛(高雄小3・赤穂特別支援学校4)
▽同=〈デテクティブシスターズ〉金田和佳奈・金田祐奈・金田知奈美(赤穂小3・同1・赤穂幼年中)
▽同=上山鈴捺(坂越小3)
▽同=〈M&Uダジャレーズ〉布施美祈・尾崎由依(塩屋小5)
▽同=柴原幸(塩屋小5)
掲載紙面(PDF):
2022年11月12日号(2483号) 1面 (6,868,142byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
20回目となった「あこう絵マップコンクール2022」の公開審査会の参加者とスタッフ
コロナ禍はオンライン形式で公開審査会を行い、出品者を会場に集めて行ったのは3年ぶり。参加した子どもたちは緊張しながらも、それぞれの言葉で作品の意図や苦労した箇所などをアピールした。
最優秀賞は古浜町の池渕翔月君(11)=塩屋小6年=の「ピクトグラムin赤穂〜ぼくのこだわりユニバーサルデザインマップ〜」。昨夏の東京五輪開会式で見たパフォーマンスでピクトグラムに興味を持ち、市内の主な公共施設や観光スポットなどで標識に表示されている図記号を地図上にまとめた。外国人や視覚障害者にも伝わるように英語表記と点字を加え、色彩的に見えやすい色づかいにも配慮した。
池渕君は昨年に続き2年連続の最優秀賞。6学年上の兄・天翔さん(17)も第13回から2年連続で最優秀賞に輝いており、「自分も2回最優秀賞になってうれしい」と喜び、「ピクトグラムもユニバーサルデザインも人を思いやる気持ちで作られている。思いやりの心が増えればいいなと思います」と作品に込めた思いを話した。
2年連続で最優秀賞の池渕翔月君
小学生以下を対象に手作りの絵地図作品を公募する同コンクールは、作品づくりを通してわがまちへの愛着を深めてもらおうと2003年に「西播磨地域づくり女性会議」が創設。第2回以降は市民有志の実行委が引き継いだ。これまでに国土交通大臣表彰、国土地理院感謝状、県知事賞などを受賞している。
初回から実行委員長や事務局などで運営を担ってきた江端益子さん=尾崎=は「子どもたちの意欲に引っ張られて20年間コンクールを続けてくることができた」と振り返った。
全国児童生徒地図優秀作品展に出品される最優秀賞と優秀賞は次のみなさん。
▽最優秀賞=池渕翔月(塩屋小6)
▽優秀賞=中谷拓夢(赤穂小4)
▽同=北村蒼空・北村一愛(高雄小3・赤穂特別支援学校4)
▽同=〈デテクティブシスターズ〉金田和佳奈・金田祐奈・金田知奈美(赤穂小3・同1・赤穂幼年中)
▽同=上山鈴捺(坂越小3)
▽同=〈M&Uダジャレーズ〉布施美祈・尾崎由依(塩屋小5)
▽同=柴原幸(塩屋小5)
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年11月12日号(2483号) 1面 (6,868,142byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「育休退園」見直し 教育長「前向きに検討」 GTWF 最速ラップも僅差で決勝逃す 四十七士の和紙人形 赤穂大石神社へ奉納 [ 文化・歴史 ] 2024年12月07日「大相撲巡業楽しんで」協賛スポンサーが子どもたち招待 義士祭パレード実況担当へ高校生ら特訓中 [ 文化・歴史 ] 2024年12月05日「博士」目指して忠臣蔵検定 40問に挑む [ 文化・歴史 ] 2024年12月02日グランツーリスモ世界一決定戦へ14歳の挑戦 児童ら地域の名所巡る「尾崎ウォークラリー」 後世残したい自然と風景 写真展「わが千種川」 [ 文化・歴史 ] 2024年11月30日義士祭奉賛学童書道展が開幕 1日まで 赤穂義士・堀部安兵衛の自筆遺書再発見「命がけの覚悟」 [ 文化・歴史 ] 2024年11月26日少林寺拳法全国大会 中学生男子・組演武で3位 「今も昔もボール追う子の目は同じ」尾崎野球少年団50周年 JAXAミッション支援 高校生たちが観測チャレンジ [ 文化・歴史 ] 2024年11月17日美術家8人が出品「群象の会」展 22日から [ 文化・歴史 ] 2024年11月15日
コメントを書く