“疲れ知らず”の黒小豆で「穀琲」
2015年06月20日
「コーヒーが苦手な人にもどうぞ」と「穀琲」を勧める渡部桂輔さん
渡部さんが2年間かけて焙煎と豆のひき方を研究。まろやかな穀物の甘みに、ほのかな苦みとほどよい酸味を感じるバランスに仕立てた。砂糖とミルクとの相性も良く、「穀物から生まれたコーヒー」を縮めて「穀琲」と名付けた。ドリップでいれ立てを提供する。
黒小豆を栽培している上郡町楠の農業、真野清幸さん(73)によると、10年ほど前に先輩農家から「ズィヌンイ豆いうんや」と渡された。解毒作用のある薬豆との言い伝えがあり、ゆで汁に黒砂糖を加えて飲むと咳が止まるとも言われる。真野さん自身もお茶にして飲み始めてからは風邪をひいていないという。
菓子の原料となる野菜を同店に納入している真野さんが「体にええ豆やで」と渡部さんに黒小豆を渡したことから生まれた「穀琲」。「自分も飲み始めてから疲れ目や肩こりが軽くなった」と渡部さん。現在栽培中の新豆が収穫できる今秋からはドリップバッグも販売する予定で、真野さんは「大切に守り育ててきた黒小豆が日の目を見てうれしい」と喜んでいる。
一杯450円(税別)。午前10時〜午後5時。水曜定休。Tel42・5155。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年6月20日(2140号) 1面 (10,740,852byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
千種川に打ち寄せた流氷 [ 街ネタ ] 2018年02月24日鬼に豆投げてストレスも発散!? [ 街ネタ ] 2018年01月31日善意の見守り 高齢者救う [ 街ネタ ] 2018年01月27日豊作の黒大豆 ふくよか煮豆に 「心もピカピカに」善意の手縫い雑巾届く 「笑顔」つなげて「幸せ」アート [ 街ネタ ] 2017年12月02日「赤穂富士の魅力広げて」尼子山で登山会 [ 街ネタ ] 2017年11月26日ロッキングハムで喜びの再会 [ 街ネタ ] 2017年11月25日まるで鎧武者「黒バッタ」 [ 街ネタ ] 2017年08月23日試運転の「瑞風」を撮影 有年原の久保さん [ 街ネタ ] 2017年06月14日河川敷に不法ケシ 県が抜去 [ 街ネタ ] 2017年05月08日38年続いた立ち番 少子化でピリオド 歴史ある煙突 お役御免 [ 街ネタ ] 2017年03月18日雨中の脱輪救助「神対応」に感謝 [ 街ネタ ] 2017年03月09日高齢者保護の善行男性が判明 [ 街ネタ ] 2017年03月01日
コメントを書く