愛する赤穂に花の名所を
2012年03月28日
春夏秋冬の花木で「四季苑」を整備したサークル穂愛留のみなさん
庭園を整備したのは、赤穂を“終の棲家”に選んで移住あるいは帰郷した人たちの親睦サークル「穂愛留(ほめーる)」(北原敏夫代表、21人)。平成19年に結成し、会の名称は“赤穂を愛し、留まる”との思いに由来する。
3年前に会員の間で「赤穂に花の名所を作りたい」とアイデアが出たのをきっかけに植樹場所を探していたところ、昨年5月に市教委から加里屋川沿いの遊歩道に面した約1050平方メートルを候補地として提示された。「願ってもない場所」と喜んだメンバーたちは造園専門家に助言を求めてレイアウトを計画。国史跡の指定範囲であることに配慮して樹種はツバキ、サルスベリなど在来種に限り、城壁を隠すことのないように配置した。
さらに、赤穂浅野家・初代藩主の長直が築城を始めた慶安元年(1648)に地鎮や武門繁栄などを願って城内に植えられたという故事にちなみ、ヌルデ(別名・勝軍木)とエノキを1本ずつ植樹した。28日には協力者を招いて竣工セレモニーを行い、庭園名を刻んだ石柱をお披露目した。
庭園は引き続き市の管理地だが、植樹プロジェクトリーダーの立花三千男さん(75)=細野町=は「自分たちの思いが形になった庭なので愛着があります」と、ごみ拾いや草取りなどを自主的に行う予定。北原代表(77)=元禄橋町=は「木々が生長した数年後には美しい花が咲き誇るはず。四季折々の憩いの場になれば」と願っている。
| <前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年3月31日(1985号) 1面 (6,399,801byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
アイマスクつけて体験 視覚障害者の支援学ぶ
[ ボランティア ] 2025年10月15日 ボランティア活動通して復興のあり方考える
[ ボランティア ] 2025年08月27日 向山を心癒やす場に 山頂に記念植樹 加里屋川に「バーブ工」魚などすみやすい環境づくり
[ ボランティア ] 2025年08月04日 14日に「福祉のつどい」 つつじ賞など表彰 フードドライブ 赤穂市役所でも月1実施 「元気な芽出して」子どもたちが綿花の種まき クリーンアップ大作戦 中心部以外にも広がり
[ ボランティア ] 2025年05月27日 24時間テレビチャリティー委員会から福祉サポート車寄贈 医療機関に車椅子寄贈 森崎組
[ ボランティア ] 2025年04月09日 新小1生に防犯笛寄贈 「陣たくん」イラスト入り 子どもたちの登校見守り32年 塩屋の木村音彦さん
[ ボランティア ] 2025年03月22日 ピアノ伴奏で読み聞かせ「防災絵本ライブ」
[ ボランティア ] 2025年03月09日 政府備蓄米で子育て世帯を緊急支援 あなたの耳は大丈夫? 「聞こえ」のチェック10項目












コメントを書く