年度最後の交流会、涙あふれて
2011年03月18日
交流会で手を取り合う入所者と園児
高齢者とのふれあいを通じて優しさや思いやりの気持ちを育んでもらおうと、昨年4月以降2カ月に一度のペースで園児がホームを訪問。かわいい子どもたちの姿や歌声が入所者に元気を与えた。それまで腕が動かなかったお年寄りが手拍子し、表情も豊かになるなどリハビリ効果も表れたという。
4月から小学生になる年長児にとっては最後の交流会。入所者約60人の前で将来の夢を発表し、楽器演奏やマッサージで孝行した。
やさしく肩をたたいてもらったお年寄りたちは、あまりのうれしさに涙をポロポロ。71歳の女性は「かわいくて、かわいくて。会えなくなると思うとさびしいけれど、本当にありがとう」と園児の手を握りしめた。
同保育所は新学期以降も交流を続ける予定にしている。
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掲載紙面(PDF):
2011年3月19日(1937号) 4面 (9,651,727byte)
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