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尾崎の夜に一足早く祭りの音

 2025年08月22日 
 尾崎の赤穂八幡宮で20日、例年より約1か月早く獅子舞の稽古が始まった。8月23日(土)に尼崎市内で開かれる万博関連イベント「ひょうご楽市楽座」に出演するためで、夏の夜に太鼓の音が響いた。

 「ひょうご楽市楽座」は万博会期中の毎週末に「尼崎万博P&R駐車場」の隣接地で兵庫県が主催している入場無料の屋外イベント。兵庫五国の魅力発信と交流人口の拡大を図ろうと、開催日ごとに出店地域を設定し、ご当地グルメや特産品の販売、郷土芸能のステージなどを行っている。

 今月16、17、23、24日が西播磨地域の担当となっており、県指定無形民俗文化財の「赤穂八幡宮獅子舞」を伝承する尾崎獅子舞保存会(馬場邦昌会長)に県が出演依頼。23日の1日限定で出演を引き受けた。

 稽古初日は日が暮れてから保存会メンバー約20人が集まり神社鳥居横で練習。太鼓を担当する金坂謙悟さん(34)=松原町=は「一生に一度の経験と思って全力をぶつけたい」と日中の暑さが残る中、汗を流して稽古に励んだ。

 尾崎獅子舞保存会の出番は23日午後6時半ごろから約15分間の予定。

「ひょうご楽市楽座」のステージ出演へ向けた稽古に集まった尾崎獅子舞保存会のみなさん



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掲載紙面(PDF):
2025年8月23日号(2610号) 1面 (6,764,592byte)
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