次世代へ託す「ふるさと讃歌」
2018年07月28日
作曲者の古瀬徳雄氏(右)と榊努理事長から楽譜を受贈した萬代新一郎会長と篠原昌三副会長
歌詞は「子たちはすくすく育ってほしい」で始まり、自然豊かな赤穂の風土や地域の発展を表現。元禄赤穂事件の顛末を描き、「わがふるさとはここにある」と故郷への讃頌で締めくくられている。花岳寺前住職で駒澤大学名誉教授の片山一良氏(75)が作詞。元々は赤穂や元禄赤穂事件への自身の考えをつづって同寺の役員らに配布したもので、曲をつけることを想定したものではなかったが、同寺の護持保存会会長でもある榊理事長が「ふるさとへの愛着や誇りがあふれている詩文で、ぜひ歌にしたい」と片山氏の了解を得た上で今年4月、関西福祉大学名誉教授の古瀬徳雄氏(69)=尼崎市=に作曲を依頼した。
大阪フィルハーモニー交響楽団で12年間、チェロ奏者を務め、同大学の学歌と学生歌を作曲するなど音楽への造詣が深い古瀬氏は「子どもたちへ伝えたい、という作詞者のメッセージが明確で共感できた」と依頼を快諾。片山氏が作った詞を一字一句変えることなく原文のまま曲をつけた。
楽譜の贈呈は中広の市文化会館ハーモニーホールで行われ、榊理事長から市文化協会の萬代新一郎会長へ手渡された。古瀬氏も同席し、「曲の出だしはヘ長調で、赤穂に吹いている風をイメージした。終盤はみんなで元気に歌えるようにマーチ風」などと作曲の意図を説明。「四十七士への鎮魂」として曲の終わりに4分休符を7つ連ねて数秒間の無音を作った。
「『ふるさと讃歌』として市民の誰もが歌いやすいメロディ、平易な旋律を心掛けた」と古瀬氏。榊理事長は「解説を聞いただけでも、とてもすばらしい曲が完成したと感じた。早く聴いてみたい」と期待を述べ、萬代会長は「なるべく早く市民のみなさんに披露する機会を設けたい」と話した。
曲が完成したことを受けて片山氏は「歌に込めた思いを子どもたちに受け継いでもらえればありがたい」とコメントした。
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掲載紙面(PDF):
2018年7月28日(2287号) 1面 (9,249,118byte)
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