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紋章上絵師が描いた四十七士の家紋 赤穂大石神社に寄贈

 2026年05月02日 
 国選択無形文化財の「紋章上絵」で制作した赤穂義士らの家紋48点が義士ゆかりの赤穂大石神社にこのほど寄贈された。

 作者は紋章上絵師の小松壽吉さん(故人)=吉は土に口。壽吉さんが1987年に東京都内で開催した生涯唯一の個展「赤穂義士の家紋を描く」のために特別に制作したもの。赤穂藩主・浅野家と義士四十七士の家紋を色紙に1枚ずつ丹精込めて手描きし、赤や緑などの背景色に金色の家紋が映える。24年10月に壽吉さんが80歳で亡くなり、遺族が大切に保管してきた作品の一括寄贈を同神社へ申し出た。

 今月4日に行われた奉納奉告式には妻の政江さん(77)=東京都世田谷区=と長男・賢志(さとし)さん(53)、次男・浩臣さん(53)が来穂。寄贈された紋章上絵は義士木像奉安殿で浅野長矩と四十七士の木像のそばに全点常設展示されることになった。

 政江さんらは「義士ゆかりの地で、多くの皆さまに作品を見ていただくことになり、誠にうれしく名誉なことだと思っています。家紋や紋章上絵という日本の伝統工芸技術を伝承する紋章上絵師という仕事を知ってもらえたら幸いです」と話した。

紋章上絵師の故小松壽吉さんが制作した赤穂義士の家紋を赤穂大石神社に寄贈した妻の政江さん=同神社提供



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掲載紙面(PDF):
2026年5月16日号(2643号) 1面 (6,180,639byte)
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