色とりどりのコスチュームでヒーローに扮した生徒たちが寸劇で犯罪被害防止や交通安全を呼び掛ける、有年中学校の「防犯戦隊マモルンジャー」に新たに「黒レンジャー」が加わった。
　マモルンジャーは防犯対策委員会の生徒有志で平成２２年に誕生。これまで赤、青、黄、ピンク、緑の５人組で活動してきたが、ヒーロー役の志願者が多いことから１人増員した。
　２４日には校区内の保育所で３年生委員１０人が出張。「お母さんの友だちだから一緒に行こう」と声を掛ける不審者から子どもを守るストーリーの芝居を園児約２５人に披露した。レンジャーたちが反撃に遭ったところで黒レンジャーが登場。不審者を撃退してピンチを救い、「知らない人についていっちゃだめだぞ」と呼び掛けた。
　上演後は衣装を着けたまま交流タイム。園児たちを抱え上げるなどして喜ばせた。黒レンジャー役を演じた防犯対策委員長の田邉潤弥君（１５）は「子どもたちの応援と笑顔がうれしかった。メッセージも、しっかり伝わったと思う」と手応えを感じていた。

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掲載紙面（PDF）：
2014年1月1日・第２部(2069号) 3面 (8,697,268byte)
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