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院長への医療事故報告日など「非公表」

 2026年04月18日 
 赤穂市民病院で昨年12月にペースメーカー埋め込み術を実施した患者が循環不全状態となって死亡した医療事故について、同病院は事故発生後の医療安全対応の時系列について一部を「非公表」とした。病院は「医療安全実施要項に基づいて対応した」としている。

 病院が非公表としたのは、医療安全推進室から院長へ医療事故が報告された日と医療事故報告書の提出日。また、「患者のプライバシー保護」を理由に手術日や患者が死亡した日付は明らかにしていない。

 一方、赤穂民報の取材に、院内医療事故調査委員会の設置を今年1月5日に決定し、同月9日と29日、2月18日の計3回開催したこと、3度目の事故調があった2月18日に日本医療安全調査機構へ報告したことを明らかにした。また、市長には2月2日と26日、議会には3月5日に報告したとしている。

 医療事故対応の手順やルールを定めた同病院の医療安全実施要項では、患者が死亡または有意な機能障害が残った場合、「早急に口頭で報告し、24時間以内にインシデントレポートを入力する。院長は院内医療事故調査委員会を開催する」「院長の指示を受けた者は『医療事故報告書』を作成し、医療課が市へ提出する」などと取り決めている。

 院長に報告があった具体的な日付を明らかにすると、患者の手術日あるいは死亡日をほぼ特定してしまう可能性もあるため、赤穂民報は「医療安全推進室が事故を把握した日」を起算日として、何日目に医療安全推進室から院長への報告があったのかを質問したが、病院は「今回の公表事項に直接関係ない院内部の手続き等は非公表としています」と時系列を答えず、「今後も同様ですので、ご理解をお願いします」とした。

 同病院では2019年から20年にかけて脳神経外科手術で医療事故が多発。事故報告や事故調の開催が規定どおり行われていなかったことが批判を浴び、外部有識者の「赤穂市民病院ガバナンス検証委員会」が作成した報告書では「市民病院の風土・体質」が改善点の一つに挙げられている。

院長への医療事故報告日などを非公表とした赤穂市民



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掲載紙面(PDF):
2026年4月18日号(2641号) 1面 (5,680,682byte)
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