御崎の「赤穂緞通 六月」ギャラリーを新設
2025年06月20日
赤穂緞通作家の阪上梨恵さん(42)が御崎に開いている工房「赤穂緞通 六月」が改修してギャラリーを新設。リニューアル記念で6月21日(土)から4日間、新作と古緞通を展示する。

阪上さんは赤穂緞通の織り手になるために神戸から移住し、ベテラン作家の根来節子さん(74)=古浜町=に弟子入り。2019年に独立し、かつて複数の緞通工場があった御崎の地に工房を構えた。赤穂緞通の魅力を広めるために東京や京都などでも展示イベントを重ね、最近は遠方から旅行を兼ねて工房見学に来る人も。築約60年とみられる木造2階建て空き家をリフォームした工房は機を置くだけのスペースしかなく、「ゆったりと作品を見てもらえるように」とギャラリースペースを拡張することにした。
元々一つ屋根の隣家を購入し、仕切り壁を撤去。1階のアトリエ横に新たにギャラリーを設け、壁と床をグレー系の漆喰仕上げで統一した。ギャラリーの天窓からは柔らかな光が差し込み、落ち着いた雰囲気。倍以上の広さになった2階はアンティーク家具を置き、「暮らしの中にある赤穂緞通」を提案するショールームとして活用していくという。
リニューアル記念展は24日(火)まで午前11時〜午後5時。新作をはじめ、阪上さんが手入れした古緞通を展示販売する。また、2023年度に赤穂市立歴史博物館の特別展に出品した希少な文様の古緞通約10点(いずれも非売品)も特別に公開する。
「赤穂緞通 六月」は赤穂市御崎107。御崎観光駐車場から東に徒歩5分。25日以降の見学は原則予約制だが、「シャッターが開いているときは気軽に立ち寄ってもらえれば」と話している。問い合わせはメール(sakagami0612@gmail.com)。
掲載紙面(PDF):
2025年6月21日号(2602号) 1面 (6,235,288byte)
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リノベーションした「赤穂緞通 六月」のギャラリー
阪上さんは赤穂緞通の織り手になるために神戸から移住し、ベテラン作家の根来節子さん(74)=古浜町=に弟子入り。2019年に独立し、かつて複数の緞通工場があった御崎の地に工房を構えた。赤穂緞通の魅力を広めるために東京や京都などでも展示イベントを重ね、最近は遠方から旅行を兼ねて工房見学に来る人も。築約60年とみられる木造2階建て空き家をリフォームした工房は機を置くだけのスペースしかなく、「ゆったりと作品を見てもらえるように」とギャラリースペースを拡張することにした。
元々一つ屋根の隣家を購入し、仕切り壁を撤去。1階のアトリエ横に新たにギャラリーを設け、壁と床をグレー系の漆喰仕上げで統一した。ギャラリーの天窓からは柔らかな光が差し込み、落ち着いた雰囲気。倍以上の広さになった2階はアンティーク家具を置き、「暮らしの中にある赤穂緞通」を提案するショールームとして活用していくという。
リニューアル記念展は24日(火)まで午前11時〜午後5時。新作をはじめ、阪上さんが手入れした古緞通を展示販売する。また、2023年度に赤穂市立歴史博物館の特別展に出品した希少な文様の古緞通約10点(いずれも非売品)も特別に公開する。
「赤穂緞通 六月」は赤穂市御崎107。御崎観光駐車場から東に徒歩5分。25日以降の見学は原則予約制だが、「シャッターが開いているときは気軽に立ち寄ってもらえれば」と話している。問い合わせはメール(sakagami0612@gmail.com)。
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2025年6月21日号(2602号) 1面 (6,235,288byte)
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