忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 文化・歴史イベント
  3. 記事詳細

藩主から拝領の和時計を公開 田淵記念館

 2025年11月11日 
 江戸時代後期に赤穂藩主から拝領したと伝わる和時計が御崎の赤穂市立美術工芸館・田淵記念館で11月12日(水)から公開される。ケースに入れずに展示し、「コチコチ」と時を刻む音を聞くことができる。

田淵家が藩主から拝領したと伝わる尺時計


 「尺時計」と呼ばれる日本独特の時計。細長い箱(高さ38・5センチ、幅5・5センチ、奥行き5・0センチ)の中は大小の歯車を連結した機械に糸で結んだ重りが吊り下がっている構造で、重みによって歯車が回る。連動する針が丸1日かけて上から下へ降りていき、時刻を指し示す仕組みになっている。

 同館は、東浜(現在の御崎と尾崎一帯)に広大な塩田を保有して国内有数の塩田地主として栄えた田淵家が赤穂市に寄贈した美術品や古文書などを展示する施設として1997年にオープン。和時計は江戸後期に赤穂藩を治めた森家の藩主から拝領した品として伝えられ、代々大切に保管されてきた。

 公開されるのは2007年度以来18年ぶりで11月30日(日)まで。開館時間は午前9時〜午後5時(入館は4時半まで)で火曜休館。入館料200円(小・中学生100円)。「冬の茶道具の取り合わせ」をテーマに田淵家に伝わる茶碗や茶杓のほか、絢爛な婚礼道具、貴重な蹴鞠道具などが並ぶ常設展示も鑑賞できる。TEL42・0520。

 * * *
田淵氏庭園の一般公開は15日と16日

 田淵家が江戸時代に三代かけて造営した御崎の国名勝「田淵氏庭園」で11月15日(土)と16日(日)、年に一度の一般公開が行われる。

 三崎山の傾斜地を含む約4400平方メートルに藩主を迎えた上段の間がある書院、京の茶匠・久田宗参が造営したと伝わる茶室「春陰斎」、池などが絶妙のバランスで配され、1987年に国名勝に指定された。通常は非公開。

 両日とも午前9時半〜午後4時(入園は3時まで)。入園料は1100円(赤穂市立美術工芸館・田淵記念館の入館料を含む)。30分ごとに無料のガイドあり。TEL43・8000(赤穂パークホテル)。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2025年11月15日号(2620号) 1面 (6,844,404byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)


コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。
今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 市民病院の患者数 経営改善取組後も減少傾向←地域医療支援病院(12/11)
  • 市民病院の患者数 経営改善取組後も減少傾向←太郎(12/10)
  • 市民病院の患者数 経営改善取組後も減少傾向←初診時選定療養費(12/09)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警