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天へ昇った「スズランおじさん」

 2008年12月19日 
在りし日の松村良明さん
 故郷の子どもたちに毎年北海道からスズランの花を贈った千歳市の松村良明さんが今年7月、肺炎のため亡くなっていたことがわかった。82歳だった。

 高雄生まれの松村さんは仕事の関係で昭和34年に北海道に移住。冬の寒さに耐えて美しい花を咲かせる野生のスズランに感動し、「赤穂にはない花を見せてあげたい」と母校の高雄小へ毎年贈るようになった。

 初夏になると届けられる可憐で涼しげな花に児童らは大喜び。松村さんを“スズランおじさん”の愛称で呼んだ。親子2代でプレゼントを受けた児童もあり、2年前には学校に松村さんを招待して感謝祭を開いた。

 昨年まで一度も欠かすことなく贈られたスズラン。今年がちょうど50年目にあたることから、同校は記念セレモニーを予定していたが、松村さんが体調を崩して3月に入院。千羽鶴を贈って励ました児童らの願いもかなわず、ついに帰らぬ人に。節目のスズランが届くことはなかった。

 長女の浦利恵子さん(52)によると、松村さんは予約した飛行機のチケットを病床の枕元に置き、子どもたちに会うことを楽しみにしていたという。遺品を整理すると、押し入れにいくつもの段ボール箱があり、中から手紙が山のように出てきた。松村さんが宝物にしていた児童からの礼状だった。

 母校の子どもたちに愛情を注ぎ続けた松村さん。今もやさしい眼差しを天国から向けていることだろう。
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掲載紙面(PDF):
2008年12月20日(1828号) 4面 (8,744,503byte)
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