「坂越の船祭」の5枚組DVD完成
2014年08月28日
国指定重要無形文化財の祭礼行事を映像記録化したDVD『坂越の船祭』
「坂越の船祭」は秦河勝をまつる大避神社の例祭。天幕や五色の吹き流しで装飾した獅子船、頭人船、歌船などが御輿船を中心に船団となり、御旅所がある生島まで坂越湾を巡行する。瀬戸内海を代表する伝統的な船祭りとして知られ、平成24年3月に国の重要無形民俗文化財に指定された。
DVDは、文化遺産を活かした地域活性化事業の一環として、文化庁の補助を受けて制作した。保護団体関係者と学識経験者で構成する「坂越の船祭映像記録監修委員会」(委員長=西岡陽子・大阪芸術大学教授)が2年がかりで撮影と編集。由来や歴史的背景を解説する「普及編」、祭礼の準備から後片付けまでを詳細に追った「記録編」、獅子舞や神事で歌われる御船歌などを収録した「伝承編」にまとめた。
延べ137時間分の撮影映像を合計7時間近くに編集した労作。監修委員会メンバーの生浪島堯・大避神社宮司(70)は「口伝だったものが映像記録になり、伝承に役立つ。撮影に協力してくれた坂越のみなさまに感謝したい」と完成を喜んだ。
DVD『坂越の船祭』は1セット3000円。一般発売開始(9月16日)に先立ち、9月13日(土)午後1時半から中広の赤穂市文化会館で開催する第2回「『坂越の船祭』魅力再発見講座」の会場で先行発売する。問い合わせはTEL43・6962(市教委文化財係)。
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掲載紙面(PDF):
2014年8月30日(2101号) 1面 (11,078,016byte)
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