「多様性受け入れた」元青年海外協力隊員が講演
2021年08月09日
モンゴルでの活動について体験を語る奥田美咲さん
奥田さんは2018年10月から2年間の任期でモンゴルに派遣。新型コロナ感染拡大の影響で20年3月に緊急帰国するまでの間、首都ウランバートルの国立病院で新人作業療法士の指導、教育に従事した。派遣中は現地から赤穂民報に活動レポートを寄稿した。
講演では、モンゴルの気候や文化・風習などのほか、すべての国家公務員が給与の一日分を東日本大震災の義援金に寄付したエピソードで親日国であることを紹介した。当初はなかなか約束を守ってくれない国民性に「計画通りに進まない」と悩みながらも、「相手の価値観を考えながら、ゆとりをもって取り組めるようになった。いい意味で『いい加減』になれた」と多様性を受け入れた心境の変化を明かし、「努力して継続し続ければ、自然と協力してくれる人も現れることを知った」と語った。
インドネシアやエチオピアなど3か国で計11年間の海外活動のあるJICA関西市民参加協力課長の木村卓三郎氏、中東・シリアで繊維輸出支援に関わった元シニア海外ボランティアの長嶋正明氏も自身の経験を講演。約30人が聴講した。
<前の記事 |
山城人気の尼子山で登山道整備 [ ボランティア ] 2021年01月18日
南宮町で夜回り活動「火の用心」 市仏教会が歳末たすけあい募金 [ ボランティア ] 2020年12月18日ひきこもり支援養成講座の受講者募集 手作りグッズ配って交通安全PR [ ボランティア ] 2020年12月04日
「コロナに負けるな!」市民の善意で物資寄贈 住民の手で公園再生 有年はりま台 防災に役立つ土のう作製実習 赤高生が市内各所で清掃奉仕 [ ボランティア ] 2020年11月13日
地域の環境美化へハーブ栽培 「いずれモンゴルで国際協力を」奥田美咲さん [ ボランティア ] 2020年10月31日
「トライやる」で海岸清掃奉仕 ペダル踏んで消毒 手作りして市に寄贈 [ ボランティア ] 2020年10月06日
市内最大の山城 住民らルート整備 ヤクルトレディに「みまもり隊」任命 [ ボランティア ] 2020年09月15日
コメントを書く