全国から「怒り」集めて10年目
2014年03月14日
10回目を迎えた「怒りの川柳コンクール」で大賞に選ばれた藤原紘一さん
公憤を抱えたまま自刃した主君・浅野内匠頭の仇を討った赤穂義士にちなむ同コンクールは毎回内匠頭の命日に入賞作品発表式を行っている。10回目となった今回は9歳から93歳まで1780句が寄せられ、義士の人数と同じ47の入賞句を選考した。
大賞を受賞したのは、西脇市高田井町の元高校教諭、藤原紘一さん(72)。偽装したレストランやホテルへの非難に加え、「食通、グルメと自認している人への皮肉」も含めたという。退職後の趣味に川柳を始めて10年目で、同コンクールには第5回から毎年応募。「怒りの川柳のネタがどこを見ても見当たらない世の中に早くなってほしい」と社会安泰を願っていた。
式典は内匠頭と義士を祀る上仮屋の赤穂大石神社であり、応募されたすべての絵馬を奉納。来年1月の「とんど祭り」で焚き上げるまで境内に掲出する。入賞句は次のとおり。敬称略。
〔大賞〕
▽笑顔まで 偽装に見えて くるホテル=藤原紘一(兵庫県西脇市)
〔優秀賞〕
▽賃上げを すぐに追い抜く 消費税=本郷修(千葉県船橋市)
▽東北に 背中を向けて おもてなし=大黒政子(兵庫県赤穂市)
▽おとなりの 旦那が家事を やりすぎる=錦武志(広島県三次市)
〔佳作〕
▽割り勘で いつも分母に される下戸=糀谷和郎(兵庫県明石市)
▽非正規が 耐えて支える ものづくり=大濱義弘(兵庫県神戸市)
▽正装で 食事したのに 偽装とは=中原修(大阪府大東市)
▽得意気に 読めぬ名前を 子に付ける=山本寛子(兵庫県姫路市)
▽スマホより 子供見てやれ お母さん=波多野昇子(大阪府吹田市)
▽「直ちには 害のない」水 今日も飲む=日高千佳子(兵庫県芦屋市)
▽少子化の 国に足りない 保育園=金澤準一(兵庫県明石市)
▽原発の 処理もできぬに 売込か=古田秀子(兵庫県朝来市)
▽減反を したりやめたり こめのくに=石橋克己(福岡県大川市)
▽資格とれ 取ったとたんに 配置替え=河端まゆみ(兵庫県赤穂市)
▽知らぬ間に パンも豆腐も Sサイズ=堀正和(兵庫県三田市)
▽嫁取らぬ 非正規の子の 声を聞け=立花三千男(兵庫県赤穂市)
▽はだしのゲン 君を一人に しておかぬ=澤井敏治(大阪府堺市)
▽騒ぐ子に 叱るふりすら しない親=徳久好子(兵庫県赤穂市)
▽生活費 何で削ろう 老二人=大森春美(兵庫県神崎郡)
▽腹立つも 言えぬ自分に 腹が立ち=石橋勤(千葉県富里市)
▽復興の 文字が薄れて いく焦り=奥正之(福岡県行橋市)
▽ぬれ落葉 役立つときが きっとある=大黒たまき(兵庫県赤穂市)
▽都合よく 道理も曲げる 多数決=豊島恵美子(兵庫県神戸市)
▽隠し事 してもいいよと 国が決め=星野英俊(神奈川県藤沢市)
▽どの店へ 行けば本物 ありますか=北野年子(奈良県橿原市)
▽三本の 矢も我が家には 刺さらない=伊藤拓(東京都世田谷)
▽秘密保護 急いで何を 隠したい=狩俣有作(千葉県市川市)
▽解釈を 変えてこの国 どこへ行く=沢登清一郎(山梨県笛吹市)
▽美しい 國に特秘が ある不思議=深井利夫(兵庫県相生市)
▽五輪より 先にする事 あるでしょう=宮崎恵(兵庫県多可郡)
▽右向きじゃ なく国民の 方見ろよ=上原寛二(兵庫県明石市)
▽人災が 天災よりも 苦しめる=杉本進(愛知県江南市)
▽知る権利 奪う法律 など要らぬ=田中おさむ(兵庫県神戸市)
▽今でしょと 言われついつい 買い過ぎた=唐澤ゆかり(千葉県八千代市)
▽諦めの 言葉が増えた 農日記=藤田定行(兵庫県加古郡)
▽私でも 書けます あんな借用書=西口時也(兵庫県加古郡)
▽長期戦 必死なんです 生きるのが=今西廣子(兵庫県三田市)
▽日本が 向かう信号 赤ばかり=三浦武也(茨城県日立市)
▽もうあかん 打ち出の小槌 家出した=堀次三枝子(兵庫県神崎郡)
▽復興の 掛け声かすみ 五輪沸く=吉田俊雄(兵庫県赤穂市)
▽撤回で すべてに幕を 引くおごり=長川伸介(兵庫県宍粟市)
▽ブラック企業 ホワイトシャツで 出社する=三原みゆき(徳島県鳴門市)
▽肝心な ところが読めぬ 小さな字=丸山重司(岐阜県可児市)
▽被爆国 あの日の誓い 忘れたか=神野浩(兵庫県加古川市)
▽八十路過ぎ 介護するやら されるやら=志水育代(兵庫県宍粟市)
▽近隣国 言えば言うほど 遠くなる=井上のぶよ(兵庫県加古川市)
▽若者に 明日が見えぬ 窓ばかり=河内谷恵(兵庫県明石市)
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掲載紙面(PDF):
2014年3月21日(2080号) 3面 (8,903,086byte)
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投稿:審査委員長の木津川先生も残念がられたとか 2017年10月28日
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投稿:大石神社 怒りの川柳 2017年10月28日コメントを書く