赤高ナイン熱戦譜(16)強豪校に完封勝利
2015年02月21日
第36回全国高等学校野球選手権大会兵庫予選大会4回戦、鳴尾−赤穂の得点経過と先発選手=1954年(昭和29)8月1日
高尾「鳴尾はピッチャーのワンマンチームやったからね。そこが崩れたらもろい」
リズムを崩した原は6番・蓬に四球。続く石橋がセオリー通り初球を叩き、センターオーバーの二塁打で走者2人を帰した。9回にも2四死球とヒット、犠飛、捕失で3点を追加し、終わってみれば6−0の快勝。石橋は3安打完封で大会屈指の左腕に投げ勝った。
原は高校卒業後、東映フライヤーズにプロ入り。記録によれば、実働2年間で50試合に登板して1勝6敗、防御率2・13という成績を残している。50代のころ、高尾は兵庫県内の元高校球児が集まったパーティーで原に再会したことがある。
「一年坊主になんか負けるわけない、思とったけど、ころっとやられたわ」と思い出を語ったという。
赤高は強豪校に勝利して8強入り。歓喜に沸くナインと同じようにスタンドで応援していた野球部OBも胸を熱くしていた=文中敬称略。
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掲載紙面(PDF):
2015年2月21日(2124号) 4面 (11,489,287byte)
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[ 赤高ナイン熱戦譜 ]
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投稿:スポーツマン 2015年02月28日コメントを書く