- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
どんぐりの物語
2012年10月06日
『どんぐりちゃん』 ○文/アン・ドヒョン ○絵/イ・ヘリ ○訳/ゲ・イル ○星の環会
竹ひごの心棒をさしこむとコマになります。コツをつかまないと、なかなかうまくできませんでした。そのむずかしさが、よけいに心を熱くさせたように思います。どんぐりは子どもたちにとって、身近にあるすばらしいおもちゃでした。
どんぐりはナラガシワの木の実です。ナラガシワは炭にすると質がよく、たきぎ(まき)にしても火の燃え方が他のものとはちがい、人々にたいそう喜ばれるものでした。いつの頃からか人々は『上木(質のよい木)』と呼ぶようになりました。
ですが、現在の山は、かつての松林が姿を消し、人々を寄せ付けない雑木が生いしげる山になってしまいました。
生命の循環は人間や動物だけのものではありません。変わりゆく山野を目の前にして、何か大切なことを忘れてはいないかと、そっと胸に手をやりました。
* * *
『どんぐりちゃん』○文/アン・ドヒョン○絵/イ・ヘリ○訳/ゲ・イル○星の環会
| <前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年10月6日(2008号) 4面 (9,392,019byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 絵本で世界を旅しよう ]
かぜのでんわ
2021年03月11日 ソフィー・スコットの南極日記
2020年12月05日 中国のシンデレラ
2020年11月21日 アイヌ文化に思うこと
2020年11月14日 「本と図書館の歴史」に学ぶ
2020年10月31日 アメリカの神話
2020年05月02日 つぼつくりのデイヴ
2020年03月20日 おじいちゃんの思い
2020年03月07日 たいせつな友だち
2020年02月22日 タンザニアのおはなし
2020年02月08日 恐竜への思い
2020年01月25日 あおくんときいろちゃん
2020年01月18日 チーズとねずみ
2020年01月01日 幻の絵本
2019年11月30日 文字のない絵本
2019年11月23日













コメントを書く