赤穂城跡のコブハクチョウ、今年はひな生まれず
2008年06月07日
昨年5つ子を産んで話題を呼んだ赤穂城跡公園のコブハクチョウが、今年は1羽もひながかえらなかったことが関係者の話でわかった。3月から4月にかけて計8個を産卵したが、いずれも外敵に襲われるなどの憂き目に。毎日見守っている市内の男性は「がんばって卵を温めていたのにかわいそう」と残念がっている。
営巣場所は復元整備中の二之丸庭園の片隅。近くを毎日散歩している人によると、最初に卵が確認されたのは4月17日。20日には合計4個を抱えていることがわかった。
親鳥が交替で温めていたが、トビやカラスに襲われたのか、卵の数は日ごと減少。最後の1個に望みを託したが、5月29日午前に死産が確認された。
これより先の3月下旬と4月中旬にもそれぞれ別の場所で合計4個を産卵したが、いずれも孵化せず。最後に選んだ産卵場所は普段は人が入ることがなく、子育てには絶好の環境と思われただけに残念な結果。
前出の男性は「生まれるはずだったひなの卵の殻を母鳥がくちばしできれいに取ってやっている姿が痛々しかった」と目に涙。「来年は安全な場所で巣作りしてほしい」と思いやっていた。
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掲載紙面(PDF):
2008年6月7日(1798号) 3面 (7,822,197byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
営巣場所は復元整備中の二之丸庭園の片隅。近くを毎日散歩している人によると、最初に卵が確認されたのは4月17日。20日には合計4個を抱えていることがわかった。
親鳥が交替で温めていたが、トビやカラスに襲われたのか、卵の数は日ごと減少。最後の1個に望みを託したが、5月29日午前に死産が確認された。
これより先の3月下旬と4月中旬にもそれぞれ別の場所で合計4個を産卵したが、いずれも孵化せず。最後に選んだ産卵場所は普段は人が入ることがなく、子育てには絶好の環境と思われただけに残念な結果。
前出の男性は「生まれるはずだったひなの卵の殻を母鳥がくちばしできれいに取ってやっている姿が痛々しかった」と目に涙。「来年は安全な場所で巣作りしてほしい」と思いやっていた。
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