「絆に感謝」一日美術館 今年で最後に
2019年09月19日
今年で最後となる「一日美術館」へ向けて準備する寺内まみさん
04年9月29日から30日にかけて西日本一帯を襲った台風21号により、赤穂市内では370世帯が床上床下浸水。中でも東有年地区は浸水が床上1・6メートルに達した家屋もあったほど被害が大きかった。千種川の堤防そばにある寺内さん宅も浸水。車が廃車になり、まみさんが大切に残していた教諭時代の資料も台無しになった。
行政による「公助」がなかなか届かない中、友人や知人をはじめ多くの人が救援に駆け付けてくれた。「感謝の気持ちを伝えたい」と、まみさんは一年後、穏やかな姿を取り戻した地域の自然豊かな風景写真や上郡町内に工房を持つガラス工芸作家の長女夫婦の作品などを自宅の応接間や和室、廊下に飾り、お世話になった人たちを招待した。
翌年以降も毎回テーマを設定して展示する写真を準備。3回目からは音楽家を招いたホームコンサート、生演奏をBGMにした絵本の読み語りなども加えた。「帰り際に『良かったわー』『また来年ね』と言ってくれるのがうれしくて。それに、何より自分にとって一年で一番幸せな時間でした」。昨年までの通算で延べ1000人近い人が来場。しかし、夫婦で話し合い、「もうそろそろかな」と今年を区切りにすることにした。
以前の取材に「水害で物は失いましたが、人と人とのつながりのありがたさに気付きました」と語ったまみさん。今年も出会いに感謝して来場者を出迎えるつもりで、「有年の自然のすばらしさも感じてほしいので、当日は何とかいいお天気になって」と好天を願っている。
午前9時半〜午後4時で入場無料。午後1時半から約1時間、ピアノとチェロなどのミニコンサートを催す。写真とガラス作品展は9月30日(月)まで。Tel49・3320(寺内さん)。
| <前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2019年9月21日号(2340号) 1面 (7,942,012byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
赤穂特別支援学校 児童生徒の力作720点を展示 有年の文化活動に尽くした兄弟を顕彰 19歳華道家がプロデュース 伝統工芸と生け花展 小学生の親子向け「初めての野鳥観察」参加者募集 日本遺産の活用テーマにシンポ 25日に市民会館 千種川河川敷で18日に消防出初式
[ イベント ] 2026年01月15日 大津特産のダイコン生育順調 18日に直売会 赤穂海浜公園で「お正月タテホわくわくフェスタ」もちまきも 赤穂市ジュニアバンドが音楽祭 奇妙礼太郎さんも出演 華やかに元禄絵巻 赤穂義士祭にぎわう
[ イベント ] 2025年12月14日 12月14日は「赤穂義士祭」11年ぶり日曜開催
[ イベント ] 2025年12月12日 赤穂初展示 注目集めた「南極の氷」
[ イベント ] 2025年12月08日 「ねぷた博士ちゃん」が描いた忠臣蔵 義士祭前々夜イベントで披露 タテホわくわくランドで7日「おかしまき大会」 講談と浪曲で楽しむ忠臣蔵の物語 7日に花岳寺
[ イベント ] 2025年12月01日












コメントを書く