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かかしの家族が伝えるメッセージ

 2020年10月11日 
環境と自然の大切さを伝えようと設置されているファミリーかかし
 有年楢原の市道交差点沿いの空き地に、農作業着姿の老夫婦と犬を連れた子ども2人のかかしが設置されている。そばに「里山は宝 水は命! きれいな水を子孫に残そう」と書かれたメッセージボードがあり、環境保全の大切さを訴えている。
 かかしと看板を作ったのは、住民グループ「西はりまの自然を守る会」(東雲紅風会長)。「環境や自然の大切さをソフトに伝えたい」と、これまでに上郡町内に数カ所設置。赤穂市内では初めてだという。
 ペットボトルの空き容器で作った骨組みに古着を着せ、ほのぼのとした雰囲気と郷愁を感じさせる。等身大なので遠目には実際に家族がいるようにも見え、通りがかりに写真を撮っていく人もあるという。
 制作に関わった小河尚子さんは「アメリカの先住民族ナバホ族には『私たちは未来の世代からこの自然を預かっている』という教えがあります。未来に生きる子どもたちのために自然をまもることの大切さを共有したい」と話している。
 同会では、さらにかかしの設置を増やしていきたいと考えており、場所を提供してくれる人を求めている。
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掲載紙面(PDF):
2020年10月10日号(2388号) 4面 (9,169,319byte)
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コメント

水は天から降りてきて山を下り谷を走って、里へやってきます。 私たちはその贈り物を大切に扱い、汚いままにそれから海へままにと流れてゆくと、海の生態系もまた汚染し、破壊してしまいます。 水はまた天に戻ってこれを繰り返しますが、人間が科学の進歩で作ったプラスチックや、核燃料の廃棄物などは残されたままです。 そのごみをまず、出さないように努力すること、自然では腐ってしまわない生態系をおびやかすごみを集めて再利用すること、不用意な捨て方をして、生態系がすでにあやうい自然界をじょじょに破壊することを避けないといけない。 そうしないとわれわれの次の世代、そのまた次の世代にとっては、現在よりももっと大きな問題になってしまいます。 西播のとんぼや、ホタルの生きている素晴らしい自然を守ろうとするこの運動を応援させてください。

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投稿:Hideko Oga 2020年11月10日

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