相生産柔道部女子初 県総体制しインターハイへ
2025年07月26日
柔道の兵庫県高校総体女子78キロ超級で、宮前町の井口万葉(まよ)さん(16)=相生産高2年=が初優勝。8月に岡山で開かれるインターハイ(13〜17日、ジップアリーナ岡山)への出場を決めた。
払い腰に大外刈り、大内刈りなど多彩な攻めが持ち味。県総体では勝負所の寝技で相手を押さえ込んだ。昨年のインターハイに出場した優勝候補との対戦となった決勝も先に有効を奪われた中、後ろ袈裟固から上四方固へ移行。逆転の一本勝ちに仕留めた。
9歳で塩屋柔道スポーツ少年団に入団。中学時代は赤穂YAWARAクラブを練習拠点に稽古を積んだ。中2の秋、試合中に右膝の靱帯を断裂する大けが。手術後のリハビリのあまりの苦しさに柔道をやめようかと思ったが、家族や周囲の支えで再起した。昨年は県総体に続いて秋の新人戦も2位。今大会は「絶対に勝つ」と決意して臨んだ。
優勝を告げるブザーとともにこれまでの出来事が思い出され、涙が止まらず号泣したという井口さん。同校によると、女子では創部以来初の県総体チャンピオンだという。石坂浩一監督(64)は「困難を乗り越えて勝負を挑んだ結果、柔道の神様が微笑んだ」と努力を称え、インターハイに向けて「大舞台で力を発揮してほしい」とエール。井口さんは「一本で勝ち切る自分の柔道をしっかりやりたい」と前を見据えた。
掲載紙面(PDF):
2025年7月26日号(2607号) 2面 (6,520,702byte)
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払い腰に大外刈り、大内刈りなど多彩な攻めが持ち味。県総体では勝負所の寝技で相手を押さえ込んだ。昨年のインターハイに出場した優勝候補との対戦となった決勝も先に有効を奪われた中、後ろ袈裟固から上四方固へ移行。逆転の一本勝ちに仕留めた。
9歳で塩屋柔道スポーツ少年団に入団。中学時代は赤穂YAWARAクラブを練習拠点に稽古を積んだ。中2の秋、試合中に右膝の靱帯を断裂する大けが。手術後のリハビリのあまりの苦しさに柔道をやめようかと思ったが、家族や周囲の支えで再起した。昨年は県総体に続いて秋の新人戦も2位。今大会は「絶対に勝つ」と決意して臨んだ。
優勝を告げるブザーとともにこれまでの出来事が思い出され、涙が止まらず号泣したという井口さん。同校によると、女子では創部以来初の県総体チャンピオンだという。石坂浩一監督(64)は「困難を乗り越えて勝負を挑んだ結果、柔道の神様が微笑んだ」と努力を称え、インターハイに向けて「大舞台で力を発揮してほしい」とエール。井口さんは「一本で勝ち切る自分の柔道をしっかりやりたい」と前を見据えた。

相生産柔道部で女子初の県チャンピオンとなった井口万葉さん
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