「熱意で盛り上げて」北前船寄港地セミナー
2018年11月18日
日本遺産認定の地域活性化への活用などをテーマに開かれた北前船寄港地セミナー
日本遺産は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもの。「北前船寄港地・船主集落」は平成29年4月、山形県酒田市など11市町が認定されたのに続き、今年5月には赤穂市を含む27市町が追加認定された。
セミナーは加里屋中洲の赤穂ロイヤルホテルで開かれ、約120人が来場した。
赤穂市教委文化財係の荒木幸治係長は、家島諸島によって波から守られ、また千種川の物流を支えた高瀬舟の発着場にも近かった坂越浦が寄港地として適していた点を指摘。「今後の資料調査が進めば、坂越の歴史がさらに明らかになる」と展望を語った。
北前船日本遺産推進協議会の中野秀治・ANA総合研究所主席研究員は、北前船寄港地を巡るツアーの商品化など取り組み事例を紹介。「住民の熱意、盛り上がりがあれば観光客も楽しめる」と地元の機運向上に期待した。新潟県長岡市から来穂した河井継之助記念館の稲川明雄館長は「坂越には『まずやってみよう』という気質の人が多いのでは。将来に向けて頑張って」とエールを送った。
<前の記事 |
「赤穂緞通の魅力伝えたい」織り手志望の女性が絵本 [ 文化・歴史 ] 2022年09月09日仕入高騰 引き続き見通し厳しく [ 商業・経済 ] 2022年09月07日絵手紙始めて3年 95歳初の作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年09月05日「障害者雇用支援月間」拡大版ロビー販売会 逸話でひもとく史実の元禄赤穂事件 [ 文化・歴史 ] 2022年09月04日義士外伝の新作歌舞伎『荒川十太夫』10月に歌舞伎座 十州塩田の作業唄一堂 赤穂からも出演 [ 文化・歴史 ] 2022年09月02日市史編さん課長が語る元禄赤穂事件の逸話 JR赤穂線全線開業60周年の記念入場券 [ 商業・経済 ] 2022年08月30日詩吟体験教室の子どもたちが奉納吟詠 JR有年駅に埴輪の絵画 故堂本隆也さん遺作 [ 文化・歴史 ] 2022年08月13日市民文化祭 短歌会と俳句会の作品募集 日本遺産写真展 作品を公募 県展2022 3部門で3人入選 [ 文化・歴史 ] 2022年08月10日《西有年産廃》「処分場が出来れば、赤穂か上郡に中間処理施設」
コメント
また、その意義と今後の地域にもたらす波及効果などの今後への期待についても大変興味深く拝聴させて頂きました。
只、一つ残念な事は、出席者の平均年齢が恐らくは60歳前後で、ただの1人も20〜30歳代の若者の姿は1人もなく一抹の不安も覚えました。
お話の内容は少しも難しくなく、むしろ将来のビジネス・起業への夢をも与えてくれる内容でした。その辺り工夫が必要ですね・・・
若者世代の(強要でない)この事業への興味をいかに導くか・・・・今後の課題と思いました。
0 0
投稿:動く総合商社 2018年11月19日コメントを書く