こわれたロボットとあおいことり、この題材にぎくっとしました。
　ロボットが生まれてから、ものづくりの方法だけでなく世の中も大きく変化してきました。そんな中で、こわれたロボットについての話は耳にしたことがありません。
　幸せの青い鳥の話は広く知られています。この両者が一つの物語を生みだすなんて夢のようです。
　「こわれたロボット」をどう受けとめたらいいのでしょうか…。私にはわかりません。しかし、不思議です。この物語を読み終えたあとの心のゆらぎは…。本当に不思議です。
　ぜひ、この絵本を手にして、親子だけでなく、人と人とのあたたかいきずなが深まっていけばいいなと思っています。
　　　＊　＊　＊
『ロボットとあおいことり』○作／デイヴィッド・ルーカス○訳／なかがわちひろ○偕成社

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掲載紙面（PDF）：
2018年1月27日(2264号) 4面 (12,256,378byte)
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