赤穂民報

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ごみ処理有料化の撤回請願は「不採択」へ

2010年03月18日

  • ごみ処理有料化計画撤回を求めた請願を「不採択」とした民生生活常任委員会

    ごみ処理有料化計画撤回を求めた請願を「不採択」とした民生生活常任委員会

 赤穂市議会の民生生活常任委員会(籠谷義則委員長)は17日に市役所5階第1委員会室で開かれ、「ごみ処理有料化計画の撤回を求める請願」について質疑と採決を行い、賛成少数で「不採択」とした。委員会での審議結果は26日の本会議で委員長から報告され、質疑と討論をはさんで改めて採決を行うが、同請願が採択される可能性はほぼなくなった。
 同請願は先月17日、市内の主婦らでつくる市民グループ2団体が5441人分の署名を添えて池田芳伸議長に提出。16日本会議で同委員会に審議が付託された。
 委員会では、採択に賛同する立場の委員もあったが、「(ごみ処理有料化が)議案として出ていない」「この請願は意味がない」など否定的な意見が大勢を占めた。採決で「採択賛成」に挙手した委員は2人にとどまった。
 委員会には、請願した市民グループの代表者らも傍聴に訪れた。参考人として意見陳述する機会を与えるよう、紹介議員が求めたが、これも賛成少数で否決された。
 各委員の発言要旨と請願者のコメントは次のとおり。
 ▼村阪やす子副委員長(共産党)=「ごみ処理は行政の責任ですべきこと。議案に上がっていないから不採択、というのでは請願者の気持ちは報われない」
 ▼江見昭子委員(同)=「ごみ処理は市民が生活する上で欠かせず、税金でまかなわれるべき。有料化は税の二重取り」
 ▼永安弘委員(清和会)=「水道や下水道と同じく、たくさん使った人がたくさん払うのは当たり前。それにより、税の公平性が保たれる」
 ▼釣昭彦委員(経政会)=「(有料化が)議案として出ていないので不採択。議案として出てきたときに検討したい」
 ▼竹内友江委員(政翔会)=「市長は、審議会に諮問しないと言っているので、私はこの請願については意味がないと思っている」
 ▼汐江史朗委員(赤諒会)=「理事者から(有料化が)提案されていない今の段階では継続とすべき」
 ▼「赤穂ごみ問題を考える会」代表・上杉泰子さん=「いかに市民の方を向いていない議員が多いかがよくわかった。今後はごみ減量化を実現するためにあきらめず取り組みたい」
 ▼「赤穂を愛する会」代表・三志多文代さん=「私たち市民が議会や行政にもっと関心を持ち、口を出さなければいけない。選挙でなければ“チェンジ”できないと感じた」


政治 ]

関連サイト:

【社説】姑息な屁理屈やめて本質議論せよ

掲載紙面(PDF):

2010年3月20日(1888号)1面 (7,925,970byte)


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コメント

ゴミの減量化は市民の努力、焼却費用を見直すのが市政の努力。
なぜに市民だけに努力しろと言うのか? 不明ですよね。

公平性を求めるのであれば、上記の努力を市政はしてますか?
具体的内容と効果を尋ねてみたいもんです。

それでも、有料化しないと維持・管理が出来ないとなれば、
市民も理解すると思います。机上の空論ではなく、実測で聞いて
みたいものです。

本件は互いの努力によって、無料化維持を頑張ろうとのコンセプト
と理解します。ついては、“有料化しない議論”が必要と思います。
どこまで、家庭、工業ゴミを減らせるのか、市政はどこまでなら
無料で対応出来るのか? その他の情報公開によって、本件は
収束する方向になると理解します。

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投稿:生涯:赤穂人 2010年03月19日


署名した一人としてはとても悲しい結果になりました。署名すれば、議員の人も市民の本意というものを理解していただけると信じていたのですが…。
やはり、年寄りや中年に任せるのではなく、20代30代の新しい風が必要です。
次回の選挙までに本当に若く、熱意のある人が出てきてくれくれないでしようか?
私は、そういう人を微力ながら応援したいです。

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投稿:疑問 2010年03月18日


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