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「優勝はみんなのおかげ」神戸弘陵主将・小林芽生さん

2021年08月25日

  • 全国高等学校女子硬式野球選手権大会で全国制覇した神戸弘陵主将の小林芽生さん

    全国高等学校女子硬式野球選手権大会で全国制覇した神戸弘陵主将の小林芽生さん

 23日に阪神甲子園球場で決勝が行われた第25回全国高等学校女子硬式野球選手権大会で全国制覇した神戸弘陵の主将、小林芽生(めい)さん(17)=鷏和、赤穂西中出=が25日、赤穂市役所を表敬訪問した。

 小林さんは5学年上の兄将大(しょうた)さん(22)の影響で小1から赤穂西野球少年団に入団。母の晃世(てるよ)さん(47)の話では「何でもお兄ちゃんのまねをしていた」という。6年時はエースで3番を打ち、チームを市内大会優勝に導いた。中学でも男子に交じって野球部に入り、内野のレギュラーを獲得した上にキャプテンも任された。当時顧問だった前田貴大(たかひろ)教諭(30)は「常に前向きに努力して、周囲にも好影響を与える存在だった」と振り返る。

 女子硬式野球部のある神戸弘陵に進学後は寮生活の中、ハードな練習を頑張ってポジションをつかんだ。今大会は中学時代に痛めた膝のけがが再発して医師からプレーを止められたが、「自分が沈んでいるとチームに影響するので、笑顔でプラスの声を掛けていこう」と無念さは封印。ベンチから懸命に声を出し、攻撃時は3塁ランナーコーチとしてサポートに徹した。チームは「芽生を日本一の主将にする」と結束。決勝は高知中央に4ー0で勝利した。

 優勝決定後のインタビューで小林さんは「今までみんなで頑張ってきた成果が出たので、みんな最高です」とうれし涙。同大会で初めて甲子園で試合が行われたことについて、「最高の舞台を与えていただいた」と主催者や関係者への感謝を示した。「キャプテンになってからは、やっぱり大変なこともいろいろあったんですけど、でも同期のみんなや後輩たちがたくさん声もかけてくれて。みんながいたからこそ、この優勝があるんだと思います」とチーム一丸の栄冠を強調した。

 高校でつけた背番号「78」は「七転び八起き」の意味で選んだ。けががなければ大学で野球を続けるつもりだったが、柔道整復師を目指して専門学校へ進む予定という。「けがをした人に寄り添える柔道整復師になりたい」。「一生の宝物」という優勝メダルとともに、まぶしい笑顔が輝いた。


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掲載紙面(PDF):

2021年8月28日号(2429号)1面 (5,770,893byte)


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3 18

投稿:コメントのいいね!以外について 2021年09月03日


「芽生ちゃん、大好き」さんのご指摘のとおり、お母様のお名前の漢字を誤っておりました。正しくは「晃世さん」でした。取材時の確認が不足していました。訂正の上、おわびします。

3 5

投稿:赤穂民報 2021年08月30日


優勝おめでとう!ケガで試合に出られなくて、辛かったでしょうね。でも、最後まで頑張ったすごいご褒美が待ってましたね。いいニュースを届けてくれてありがとう。
ところで、お母様の漢字が間違えてると思うのですが…ご確認を。

8 3

投稿:芽生ちゃん、大好き 2021年08月30日


がんばりやのメイちゃん。
幼少から知る、地域のおっちゃんです。
イイ思い出が、出来ましたね。

20 3

投稿:おめでとう 2021年08月26日


青春っていいなあ〜!

18 2

投稿:赤穂西中OB 2021年08月26日


すごいね!おめでとう!甲子園で野球が出来るって良いですね(^_^)
おめでとうございます。

25 2

投稿:赤穂市民 2021年08月25日


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