赤穂民報

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詐欺容疑で逮捕の高校生 SNSでメンバーに

2019年06月29日

 銀行協会の職員をかたって高齢者からキャッシュカードをだまし取った容疑で赤穂市内の高校生の少年(17)が今年4月に倉敷署に逮捕された詐欺事件で、少年がインターネット会員制交流サイト(SNS)を通じて犯行メンバー募集に応じたとみられることが捜査関係者への取材でわかった。
 警察によると、事件が発生したのは4月上旬。共犯者が「古いキャッシュカードを修理のために預かる必要がある」などと被害者宅に電話した上で、少年がその家を訪問。カードをだまし取り、銀行のATMから現金27万円を引き出した疑いがある。
 捜査関係者の話では、少年は引き出した現金を同市内のコインロッカーに入れ、鍵を公衆トイレの個室に扉越しに投げ入れた。個室に隠れていた共犯の男(22)がロッカーから現金を取り出して大阪市内まで運び、暗証番号式のコインロッカーへ入れ、その後、何者かがロッカーから現金を持ち去ったという。
 少年はSNSで犯行グループに加わり、指示役からの携帯電話による指図で行動。指示役や共犯の男とは顔を会わせないまま犯行に及んでいたという。警察によると、SNSで「簡単に稼げる」などと報酬をちらつかせて面識のない者を仲間に誘い、首謀者には捜査の手が及びにくくする犯行形態が増えているという。
 少年は同様の手口で高齢者からキャッシュカードをだまし取った詐欺容疑で4月5日に同署に逮捕され、同月25日に再逮捕。世間が新元号の始まりに沸く中、ゴールデンウイークを含む長期にわたって身柄を拘束され、警察の取り調べを受けた。
 捜査関係者は「安易な気持ちで犯行に加わったのかも知れないが、その代償は大きい。犯罪者となってしまうことの重大さを自覚すべきだし、家庭や学校でしっかり教育することも必要ではないか」と話した。


事件事故 ]

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コメント

↑感情的にはそうも考えられるが、家庭だけではバラツキがでるので、二重三重の意味でも「家庭や学校で」というのは効果があるのでは。

犯罪の巧妙化で、意図しようとしまいと魔の手は意外にすぐそばだったりする。家庭環境や情報入手手段は以前と質が異なっている。家庭が基本ではあるが、家庭だけに期待するのは限界があり、学校での教育にも期待したい。

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投稿:学 2019年07月03日


いやまて捜査関係者とやら、犯罪者となってしまうことの重大さを教えるのは、「学校」の仕事なのか?そんなのしつけの範疇だろう。家庭のしつけの怠慢をなんでも学校に押し付けるのはよくない。未成年のしたことだから、保護者も本人もよく反省してほしい。

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投稿:赤穂市民 2019年07月02日


大元は顔もわからないからもう逃げてる。
高校生は安易に稼げるからといって少なくとも騙していた認識はあったと思う。
親も自分の子供が反社と関わってることに反省し、
被害にあった人たちにどう向き合うかでしょうね。


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投稿:赤穂市民 2019年06月29日


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