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山崎貴監督の新作、赤穂ロケ成功

2008年10月23日

  • 撮影の合間に演技について打ち合わせる山崎貴監督=西有年横山で

    撮影の合間に演技について打ち合わせる山崎貴監督=西有年横山で

 映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が製作費20億円をかけて撮影する超大作「BALLAD(バラッド)−名もなき恋のうた−」(平成21年9月、全国東宝系公開)のロケが23日まで赤穂市内で行われた。主演の草ナギ剛、新垣結衣をはじめ、俳優とスタッフ総勢200人が来穂した。
 小国の武将と姫の悲恋を軸にした戦国時代劇。6年前に公開された劇場版「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」に深い感銘を受けた山崎監督が「名作はリメイクしない」とのモットーを捨てて映画化に挑む話題作。最新のVFX(視覚効果)技術を駆使し、壮大な戦国絵巻をスクリーンによみがえらせるという。
 ロケ地に使われたのは西有年の「長谷池」と「有年大池」。「水際まで近づくことができる池か湖」を条件に制作スタッフが全国各地から情報を募集。「イメージ通りの情景に加えて、機材を据え置く場所も確保でき、すべての条件が揃っていた」(森井輝ラインプロデューサー)と400近い候補地の中から白羽の矢が立った。
 赤穂でのロケは16日にスタート。連日午前7時から午後4時ごろまで行い、現場は終始ピリピリした空気が張り詰めた。日本に1台しかない撮影用大型クレーンを投入したオープニングシーン、野武士に襲われる姫(新垣)を武将(草ナギ)が救う場面など、「どれも作品の核となる重要なシーン」(東宝宣伝部)という。
 ロケ地選定に際しては、「播州赤穂フィルムコミッション」(BAFC)が積極的に情報提供。撮影現場の整地や機材搬入路の草刈り、ロケ当日の交通整理などを支援した。
 BAFCの山本慎吾事務局長(39)は「地元のみなさんの協力もあり、スムーズに終えることができた」と感謝。「どんな映像に仕上がっているか楽しみ」と来秋の封切りを待ち望んでいる。


文化・歴史 ]

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掲載紙面(PDF):

2008年10月25日(1818号)1面 (9,846,956byte)


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コメント

メッチャすげーな。金ない兵庫にとってはイイ機会だよ

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投稿:すごいなぁ 2008年10月24日


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