赤穂民報

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頭などに刺し傷 殺人事件と断定

2016年02月05日

  • 現場近くの川を捜索する捜査員

    現場近くの川を捜索する捜査員

 赤穂市西有年の民家で5日に夫婦の変死体が見つかった事件で、警察は遺体の状況などから殺人事件と断定。兵庫県警捜査一課は同日午後9時、赤穂署と合同で捜査本部を立ち上げた。
 捜査本部が設置された加里屋中洲の赤穂署で同日午後9時50分から行われた記者発表によると、夫の豊住信夫さん(69)は1階居間の座椅子にもたれかかるように仰向けで、妻の初美さん(64)は同じ部屋の床にうつぶせで倒れた状態で見つかった。死後推定数日が経過したとみられるという。
 信夫さんは頭、初美さんは頭と首、背中などに刺し傷や切り傷が数カ所あり、いずれも刃物のようなもので傷付けられたとみられ、かなりの出血があったという。今のところ、凶器は見つかっていない。同本部は死因を特定するための司法解剖を行う。
 豊住さん宅は3つの棟が並ぶ一部2階建ての平屋で、2人の遺体は中央の棟で見つかった。着衣に乱れはなかったが、部屋の中を物色した形跡があったという。発見時、出入り口の戸は閉まっていたが、鍵はかかっていなかったという。
 豊住さん夫婦は数年前に孫の男性(19)と養子縁組して3人暮らし。この日は、人工透析の予約時間になっても到着しない信夫さんを心配した市内の病院が豊住さんの娘(=養子男性の実母)に連絡。娘から「家を見てきてほしい」と頼まれた養子男性が勤務先から自宅に戻り、頭から血を流して死亡している2人を発見したという。


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掲載紙面(PDF):

2016年2月13日(2173号)1面 (11,593,034byte)


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