2015年06月27日
6月18日からラマダンが始まりました。イスラム教徒はラマダンの期間中、日の出から日没までの間、何も食べてはいけませんし、飲んでもいけません。断食をすることで、飢えを知り、「富を持つものはそれを分配しなければならない」という教えを身を持って考える機会になっています。
セネガルではイスラム教徒の大半が行っています。大半と書いたのは、妊婦さんや病人、赤ちゃんなど、健康に支障がでる人々、イスラム教の一部宗派は断食しなくても良いとされているからです。また、しんどくてしない人もいます。
ラマダン中も一日3回の食事をとりますが、いつもとタイミングが違います。私の大家さん宅の場合、朝5時、夜7時半、そして夜11時です。朝にパンを食べ、もう一度寝て、起きたら断食開始。日が沈むとパンと飲み物、そしてデーツ(ナツメヤシの実)を食べます。宗教指導者によると、デーツは奇数粒を食べるのが良いとされているそうです。
11時のご飯はいつものお昼に食べているセネガルご飯です。みんなラマダンをして痩せると言いますが、こんな時間にご飯を食べて、すぐ寝る生活をしていたら太りそうな気がしてなりません。
今年のラマダンは7月16日まで。私も、住民の気持ちを理解するためにラマダンに挑戦しています。最後まで耐えられるか分かりませんが、がんばります。
[ チコのセネガル通信 ]
掲載紙面(PDF):
2015年6月27日(2141号)4面 (10,734,617byte)
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