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市長選、各候補者の主張

 2015年01月14日 
左から届け出順に、矢野英樹候補、牟礼正稔候補、明石元秀候補
 8年ぶりの選挙戦となっている赤穂市長選(1月18日投開票)は無所属新人の3人による激しい選挙戦が展開されている。各候補者は告示以降、選挙カーで市内を巡回して知名度アップを図りつつ、街頭演説や個人演説会で政治理念と公約をアピールしている。3人の主な主張をまとめた。届け出順。

 * * *
「自ら『動く』市政で赤穂を元気に」
◎矢野英樹候補(44)無新、加里屋中洲
〔経歴〕花岳寺役員、元防水工事会社経営(赤穂青年会議所理事長、忠臣蔵ウイーク実行委員長)仏教大社会学部卒

 全国的に少子高齢化に伴う人口減少が起こっている。日本中がそうだから仕方がないとあきらめてしまっていいのか。ふるさと赤穂だけでも、若い人たちが頑張れ、おじいちゃんやおばあちゃんが幸せに暮らせ、子どもたちがふるさとを愛せるように、元気と力あふれる町にしていかなければならない。
 若い人に仕事がなければ、子育て以前に結婚しようという気持ちが持てない。雇用がしっかり確保されるように地元の企業、工場、商店が元気になれる環境を作っていくのが行政の役割だ。
 市政を船に例えれば、税金を納めていただく市民のみなさんがエンジンで、どう運用していくのか舵となるのが行政。エンジンと舵がうまく連携しなければ船は目的地へたどり着けない。船長である市長は全責任を背負う腹の据わった人間でなければならない。
 市民と膝を突き合わせて対話したい。例えば月に1カ所ずつ、各地区の連合自治会ごとに懇談会を開きたい。情報公開を徹底して、自ら市民へ近づいていきたい。
 歳出を削減するだけの財政運営では赤穂のまちの元気を現状維持することすら難しい。プラスの方向に考え方を変える必要がある。「待ちの行政」ではなく、こちらから「仕掛ける行政」に切り替える。市長自ら率先して「動く」政治をやっていく。
 生まれ育った大好きな赤穂のために働きたいとの一念で立候補した。投票用紙に「矢野ひでき」と書いてください。心からお願いします。

 ▼矢野英樹氏陣営=寺田眞康・後援会長(45)の話
 「他人のために頑張れる性格で人望が厚く、世代を超えた人脈がある。義理人情を大切にする彼は大好きな赤穂に恩返ししたいという強い気持ちで、20年先までを見据えた課題解決に責任を持って取り組めるニューリーダーになれる。持ち前の決断力と行動力で必ずや赤穂市政に新たな扉を開いてくれる」

 * * *
「少子化対策・元年へ経験活かす」
◎牟礼正稔候補(60)無新、坂越
〔経歴〕元兵庫県職員(県道路公社播但連絡道路管理事務所長、県立大播磨光都キャンパス事務部長)大阪大法学部卒

 みなさまに奉仕したいという一念で兵庫県庁に入って36年間、いろいろな経験を積み、人脈を築いた。残りの人生をどうするか考えたとき、初心に立ち返り、今回の立候補を決意した。
 今年を「少子化対策・元年」として位置づけ、子育て支援を推進する。子どもが元気で、子どもを産んで安心して育てられる環境を整える。
 学校給食費の無料化は単に無料にするというのではない。地元産食材を活用することで第一次産業の活性化にもつなげる。必要な2億円の財源は毎年5000万円ずつ段階的に進め、4年間の間に実現したい。
 おいしい食べ物と温泉を組み合わせた観光客誘致で地域活性化を図る。カキ、ミカン、塩ラーメンなどのブランド化でリピーターを増やす。
 子どもからお年寄りまでが元気に暮らすには福祉の充実が欠かせない。教育改革もぜひやりたい。企業誘致には、企業担当者が重視する教育レベル、医療環境を整備することが肝心だ。
 高取峠のトンネル化は、まず都市計画決定の手続きが必要。私は都市計画課に3年間いたので仕組みがわかっている。経験があり、かつての仲間とのパイプがある。あらゆる手段を使って予算化にこぎつけたい。
 市民のみなさんと膝を突き合わせて対話し、まちづくりを進めていきたい。一方的に役所の論理だけで進めてはいけない。市長の大任を託してほしい。「元気あふれる赤穂の実現」へ粉骨砕身、全力を挙げて頑張る。

 ▼牟礼正稔氏陣営=杉田靖興・後援会長(77)の話
 「私は牟礼君が赤穂高校で生徒会長をしたときに生徒会の顧問だったが、そのころから他人のために尽くすタイプだった。真面目な努力家で行動力があり、正義感も強い。きっと市民が困っていることを解決してくれる市長になってくれるはず。赤穂を変えることの出来る人材として応援してほしい」

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「赤穂市行政を熟知、政策に自信」
◎明石元秀候補(64)無新、加里屋
〔経歴〕元赤穂市副市長(市安全管理監、市教委教育次長、市企画部長、市総務課長)桃山学院大経済学部卒

 先に立候補を表明した2人の考え方を知ったとき、「これではあかん」と思い、出馬を決意した。41年余りにわたる行政経験を活かしてスピード感があり、バランスの取れた市政を運営したい。
 人口減少による少子化は社会の活力をそぐ大きな要因となっている。安心して子どもを産み、育てられるやさしい環境づくりに積極的に取り組む。
 市民病院の第二期構想を推進する。医療レベルの向上が求められている中、患者にも医師にも選ばれる病院作りに加え、経営力も強化する。市民がいつでも安心して適切な医療を受けられる体制の充実を図る。
 高齢者や障害者の活躍を支援する。高齢者の技能、知識、経験を活用し、次世代へ伝えることで活性化へつなげる。地域包括支援センターを中核として認知症対策と予防を一層充実させる。働ける障害者にとって就労は生きがいであり、自立につながる。しっかり支援する。
 今、地方創生の声が高まっている。まちの特産物や観光資源を活かして人の呼べる「道の駅」を整備し、第6次産業化で雇用を生み出す。ふるさと納税にもカキ、塩、ミカンなど赤穂の特産品を寄付のお礼に活用したい。「住んでみたい」、「住んでよかった」と思える環境を目指し、子育て支援、教育環境の整備、雇用創出、交流促進をはじめとして地域活性化を図っていく。
 赤穂市行政の現場を熟知しているのが自分の強み。一つ一つの施策に対する認識の深さが違う。約束したことは必ず実行する。

 ▼明石元秀氏陣営=萬代新一郎・選対本部長(72)の話
 「生まれ育った赤穂で市職員として勤め上げ、市政の中枢を歴任した彼は市の課題を誰よりも知っている。的確に施策を実行し、変えるべきところは勇敢に変えていってくれるに違いない。今の赤穂市が市長として必要としているのは彼しかいない。堂々と政策論争を闘わせ、当選を勝ち取ってほしい」
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