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慢性痛解消の決め手は適度な運動

 2014年07月06日 
 慢性痛研究の第一人者として知られる松原貴子・日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科教授の一般公開講演が6日、中広の赤穂市文化会館ハーモニーホールであり、研究成果を踏まえた「痛み」のメカニズムと対処法を話した。
 兵庫県理学療法学術大会のプログラムとして、「慢性痛に悩まないために−知っておきたい『痛み』のはなし−」と題して講演。理学療法士と市民の計約420人が聴講した。
 松原氏は、手をブラシでなでて刺激を与える映像を慢性痛患者に見せた実験で、他人の手の映像にも関わらず被験者が条件反射的に痛みを訴えた結果を紹介。その際のMRI画像でも脳が激しく反応していることを示し、「痛みは脳が判断して感じるもの」と指摘した。
 痛みを理由に体を動かすことを止めてしまうと、「痛みを脳が記憶して、さらに症状が悪化していくスパイラルに陥る」といい、ウオーキングなど一日15分間の軽い運動を1カ月ほど続けると改善効果がみられるとの具体例を挙げた。
 「一気に全部を改善しようというのではなく、痛くても出来そうな運動を少しずつ行って成果を重ねることが大切」と松原氏。腰や肩の痛みに悩んでいる人向けに「脳によい刺激を与えて、悪循環を断ち切って」と呼び掛け、理学療法士には「急性痛と慢性痛を正しく鑑別して、患者さんへの治療やアドバイスを行ってほしい」と要望した。
 深刻な腰痛が徐々に治りつつあるという尾崎の主婦(68)は「再発が怖くて運動を止めていましたが、プール通いを再開してみます」と前向きに話した。
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