忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 文化・歴史
  3. 記事詳細

有年宿と高瀬舟、郷土史の説明板

 2012年02月21日 
東有年自治会館前に設置された「歴史街道・史跡案内板」
 江戸時代を中心に交通の要衝として栄えた地域の歴史を後世に伝えようと、関連史跡について文と写真で紹介する説明板が旧街道沿いに当たる東有年自治会館前に設置された。2月25日(土)午前10時から除幕式を行う。
 東有年地区はかつて「有年宿」と呼ばれ、西国街道の宿場町としてにぎわった。有年川(現・千種川)の高瀬舟が荷を積み下ろす船着き場もあり、最盛期には数十軒の旅籠が並んだ。度重なる水害などで当時の建造物はほとんど失われ、現在は高瀬舟が発着した「大波止」「小波止」の石積み、航行を助けた灯台が残る程度という。
 説明板は「有年地区まちづくり推進協議会」(木虎勇会長)が「西国街道・史跡案内板」として作成。昨年度、西有年の大山峠口に建てたのに続き、市の補助金を活用した。金属製看板(縦約90センチ、幅約190センチ)に「有年宿」と「高瀬舟灯台」についての歴史と現状を写真入りで掲示し、番所があった自治会館に設置した。
 25日は除幕式に続き、宿場の本陣跡や大波止、小波止などを市教委学芸員のガイドで巡る「歴史探訪ウオーク」を実施(約4キロ、小雨決行)。また、自治会館では、江戸時代の有年宿を描いた絵図、参勤交代で宿泊した大名の記録が書かれた帳簿を午前10時から正午ごろまで展示する。
 2代前まで「柏屋」の屋号で旅籠を経営していた東有年自治会長の沖知道さん(71)は「地区の歴史を語り継ぐことに役立てば」と話している。問い合わせはTEL090・3031・9668(沖会長)まで。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2012年2月25日(1981号) 1面 (7,235,155byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)


コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

1 2 3 4 5 6

今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 「消滅可能性自治体」全国744 赤穂市も瀬戸際←山海(05/03)
  • 元市民生委員児童委員の涌元雅代さん死去←みかん(05/03)
  • 《市民病院医療事故多発》市長「再検証を行う考えはない」←赤穂市民(05/03)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警