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赤穂から宮城へ炊き出し支援隊

 2011年04月09日 
避難所で炊き出しを行うボランティアメンバー=WKD提供
 「震災から3週間経って、初めて温かい食事を口にできた」。赤穂市から宮城県入りしていた民間ボランティアが7日に帰還。今なお救援の手が届いていない被災地の現状を本紙に語った。メンバーらは今後、再び支援活動に向かう計画。「温かいもの、甘いものを届けたい。市民のみなさんにも助けてほしい」と支援を呼びかけている。
 救援ボランティアを行ったのは、目坂の山本泰輝さん(48)が事務局を務める社会貢献団体「ワールド・キッズ・ドリーム」(WKD)。「阪神・淡路大震災のときに兵庫が受けた恩をお返ししたい」と会員から強い志願があり、スポーツ、文化の分野で幅広い人脈を持つ山本さんが受け入れ先を照会。Jリーグ・京都サンガ元監督の加藤久氏を通じてSOSがあった宮城県へ向かった。
 活動に際しては、同団体の会員企業を中心に無償のバックアップが集まった。赤穂市漁協がカキ5000個、「くいどうらく」はラーメン1000食をそれぞれ提供。運搬車両として「亀井産業」が4トントラックを貸し出した。水2トン、トイレットペーパー、マスクなどを荷台に満載し、寝泊まり用のマイクロバスを仕立てて計10人で出発した。
 4日に仙台市から北東約30キロの松島町へ到着。現地のサッカー協会関係者から公的支援が行き届いていないエリアを聞き取り、避難所で熱々のカキ味噌ラーメン、焼きガキなどを炊き出した。現地の被災者から、「私たちにとって2日ぶりの食事。温かい食べ物を口にできたのは震災後これが初めてです」と聞かされ、帰りの車中では誰からともなく、「もう一度、応援に行こう」という声が上がった。
 第2次隊は17日(日)夕方に出発。今度は雑煮を提供する予定だ。山本さんは「もし、食材や資金を援助してくれる人があればとても助かる」と話している。
 募集する物資は▽もち(鏡もちは不可)▽菓子類▽中古ランドセル▽文房具。15日(金)まで午後1時〜5時に新田の「サイクルヒット赤穂店」で受け付ける(もちのみ17日正午まで)。また、仕分けなどを手伝うボランティアも募集している。問合せは山本さん電話090・1130・0041まで。
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掲載紙面(PDF):
2011年4月9日(1940号) 1面 (6,855,670byte)
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