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見た目、手触り印象的「点字封筒」

2015年03月21日

  • 一般向けの販売を始めた点字封筒

    一般向けの販売を始めた点字封筒

 一旦役目を終えた点字紙を材料にしたリサイクル封筒を大津の多機能型事業所「わかば園」(中本定行施設長)が製作している。点字の凹凸をそのまま活かした特徴的な雰囲気。赤穂の観光マスコット「陣たくん」のイラストをワンポイントでプリントし、土産物として加里屋の赤穂観光情報センター(JR播州赤穂駅2階)で販売を始めた。
 点字に使われる用紙は表面に特殊な加工がしてあるため古紙リサイクルに回すことが出来ない。市ボランティアセンターは、視覚障害者が読み終えた市広報や議会だよりなどのA4判点訳紙を年間約2400枚以上回収している。
 同園では平成20年の開所以来、点字紙を再利用した封筒作りを授産活動に取り入れている。同センターから提供された用紙を職員が型に切り、利用者が一枚ずつ丁寧に折ってのり付けしている。
 従来は姫路の金融機関に納めるだけだったが、取り組みを知った観光協会がサンプルを案内所に展示。「珍しい。使ってみたい」と観光客から購入を希望する声があったため、同園に申し出て今月12日から取り扱いを始めた。
 普通サイズ(4枚組100円)とぽち袋サイズ(3枚組50円)の大小2タイプ。絵柄は無地を含めて5通り、封筒の色は白とライトグレーの2種類があり、ランダムにセットして販売している。収益は利用者の工賃に充てられる。
 「見た目だけでなく、手触りも印象に残る封筒。ぜひ、一度手に取ってみて」と同園。販路拡大も検討中という。問合せはTel45・2240


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