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俳優の苅谷俊介さん 有年で考古見学

2013年04月13日

  • 有年考古館で展示品をじっくりと観察する俳優の苅谷俊介さん。奥は宮崎素一館長

    有年考古館で展示品をじっくりと観察する俳優の苅谷俊介さん。奥は宮崎素一館長

 芸能界きっての考古学通として知られる俳優の苅谷俊介さん(66)が13日、有年楢原の赤穂市立有年考古館に来訪。展示されている土器や埴輪などをじっくり見学した。
 高校時代に学校近くの発掘現場へ通い、考古学への興味を持った苅谷さん。俳優になって石原プロに所属して「西部警察」に刑事役で出演するなど活躍し、一時は考古学から離れたが、故石原裕次郎さんの新居建設現場から遺跡が出たのをきっかけに再び研究への熱意がよみがえった。芸能活動の一方、日本考古学研究会員として奈良・纒向遺跡をはじめ各地の発掘調査に参加し、論文も多数発表。アマチュア考古学ファンを連れて各地の遺跡や関連施設を探訪する「考古見聞会」を20年以上前から年2〜3回自ら主催している。
 同館を訪れるのは3回目で、市立施設になってからは初めて。25年ほどの交流がある宮崎素一館長から近年の発掘成果を聞きながら館内を巡った。有年原・田中遺跡の出土物から復元された装飾器台を目にすると、「前に来たときは破片の状態だった。組み立てるとこんな形になったのか」とまじまじと見入った。
 今月24日から3泊4日で行う考古見聞会の初日に同館を組み込む予定といい、「播磨と吉備の特色が交差する、この土地の不思議な魅力を仲間に見せるのが楽しみ」と笑顔で話していた。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2013年4月20日(2035号)3面 (9,133,178byte)


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