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学生ショップ、惜しまれつつ閉店へ

2012年12月15日

  • 今年限りで営業を終えることになった関西福祉大生の店「大福。」

    今年限りで営業を終えることになった関西福祉大生の店「大福。」

 地域活性化のゼミ研究として関西福祉大学の学生たちが加里屋の花岳寺通商店街で運営しているアンテナショップ「大福。(だいふくまる)」が今年限りで閉店することになった。
 12月23日(日)が最終営業日。学生らは「23日も笑顔でお客さんを迎えたい」と元気を出している。
 花岳寺から東約70メートルの空き店舗(約65平方メートル)を活用し、平成18年8月にオープン。4年後には姉妹店「とらいあんぐる」を駅前通りに出店した。授業と重ならない土日、祝日を中心に営業し、市内の農家や商店から預かった野菜、加工品などを販売。溝端剛教授のゼミ生が代々受け継いできたが、開店から丸5年が過ぎたのを節目に「次のステップへ移行しよう」と区切りをつけることになった。
 5年間で約70人の学生が関わり、ミカンやダイコンなど農家の収穫も手伝った。商店街イベントにも協力し、初夏の「土曜夜店」では山から切り出した竹を組んだ「そうめん流し」が人気を呼んだ。商店街の尾上友宏会長(60)は「若い力でにぎわいを創出してくれた。商店街にとって勇気になった」と感謝。「学生さんに会うのが楽しみ」とわざわざ尾崎から来店した主婦は「お店が開いている日は通りが明るくなった。閉まってしまうのはさみしい」と惜しんだ。
 学生にとっても店舗での経験は印象深い様子。社会福祉学部2年の谷口順哉さん(20)=坂越=は「大学の授業ではできない社会勉強をさせてもらえた。あと1回だけになってしまったけど、感謝の気持ちで店番します」と話した。
 23日も従来通り午前9時から午後3時まで店を開く。問合せは溝端研究室Tel46・2614


ボランティア商業・経済 ]

掲載紙面(PDF):

2012年12月15日(2018号)4面 (8,430,878byte)


テイクアウトカタログ

コメント

夏の土曜市や市民の夕べの賑わいを考えると
施設だけやおまへんで。

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投稿:パミュー・キャリキャリ 2012年12月20日


商店街に人を呼びこむには、集客施設を誘致するのがいちばん。
食料品スーパーや総合病院、学校など…
豊中の豊南市場のような活気のある市場があってもいいかも。

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投稿:鶏肉のレモン漬け 2012年12月19日


商店街の集客に限界が来ていると思います。若者に人気の、大手コーヒーチェーンを誘致して、
集客を図ったらいいと思います。哀れいく、商店街をどうするか考えなければならないと思います。

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投稿:個人商店では限界 2012年12月18日


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