赤穂民報

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アユ遡上期に合わせて魚道通水

2010年04月08日

  • 魚道への通水が始まった中山頭首工

    魚道への通水が始まった中山頭首工

 アユなど川の生き物の遡上シーズンを迎えたことから、赤穂市は富原橋南にある千種川の中山頭首工で魚道への通水を5日から始めた。
 同頭首工は農業用水の確保を目的に昭和40年に設置された。上流部の田畑へ余分な水が流入しないよう、農閑期にはゲートを倒して水位を下げるため、従来は取水期や降雨時を除いて魚道に水を流さなかった。昨季から農家の理解を得て、アユの遡上時期に合わせて通水することになった。
 約40年前から頭首工の管理者を務めている中山の高岸正弘さん(76)がゲートを操作。ゆっくりと水かさが増え、約5分後にチョロチョロと魚道に流入し、さらに20分ほど経つと勢いよく水が走った。
 この日の水温は11度。立ち会った同漁協理事の茶元一一さん(68)=木津=によると、13度を超えたあたりからアユの遡上が始まり、「ゴールデンウィーク前あたりがピーク」になるという。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2010年4月10日(1891号)3面 (8,508,854byte)


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