給食人気メニューを名物に 「鶏肉のレモン漬け」でまちおこし
2026年11月07日
赤穂市の学校給食で生まれた人気料理「鶏肉のレモン漬け」を地域活性化に役立てようと、市内の飲食店を中心とするまちおこしグループが1日、発足した。

「鶏肉のレモン漬け」で赤穂のまちおこしを図ろうとグループを立ち上げたみなさん
各店でご当地グルメとして提供するほか、イベントへの出店やSNSでの情報発信などを通じてPRし、観光客の呼び込みにつなげる狙い。メンバーは「赤穂の新たな起爆剤にしたい」と意気込んでいる。
鶏肉のレモン漬けは、片栗粉をまぶして油で揚げた一口大の鶏肉に、濃口しょうゆと三温糖、レモン果汁を合わせたたれを絡めたおかず。1981年12月に「かしわのレモン漬け」の名称で給食メニューに取り入れられ、甘酸っぱい風味としょうゆの香りで子どもたちに大人気となった。
「あの美味しさを家庭でも再現したい」との要望に応え、市学校給食センターがレシピを公開しているほか、7年前には赤穂化成が「鶏肉のレモン漬けのたれ」を発売。地元スーパー「主婦の店」の惣菜コーナーでも調理済み商品が販売されるなど、「赤穂のソウルフード」として長年親しまれている。
ご当地グルメの祭典「B―1グランプリ」が2006年に初開催されて以降、地域で日常的に食べられている料理をまちおこしに活用する取り組みは全国に広がった。赤穂市近隣でも「加古川かつめし」「日生カキオコ」などが知られる。
飲食店関係者によると、赤穂市内で「鶏肉のレモン漬け」を提供している店はアレンジメニューを含めて20軒ほどあり、初めて食べた観光客から「これまでに食べたことのない美味しさ」と驚きの声が上がることもあるという。
1日に加里屋中洲の市民会館で設立総会があり、団体名を「赤穂発鶏肉のレモン漬けちゃんねる」に決定。居酒屋やレストランなど13店舗が加盟し、赤穂化成が「サポーター」として加わった。加盟店マップや目印となるのぼり旗などを作成し、12月の赤穂義士祭にブースを出店することを決めたほか、来春には市内で「鶏肉のレモン漬けフェス」を開催する計画も承認した。
加里屋で「居食家わたしん家」を経営する河東孝幸さん(40)は開店当初から鶏肉のレモン漬けをメニューに取り入れており、「以前から地元ならではの料理で地域を盛り上げたいと思っていたので、ぜひ協力したい」と団体発足を歓迎。会長に就任した「あこまる商店」の江原賢信さん(39)は「加盟店を増やして輪を広げ、B級ご当地グルメ団体が集まる『愛Bリーグ』にも加入したい。ゆくゆくはB―1グランプリの開催を赤穂に誘致するのが夢」と構想を広げる。
加盟に関する問い合わせは江原会長
Tel090・5093・8370。
[ 商業・経済 ]
掲載紙面(PDF):
2026年11月7日号(2665号)1面 (9,159,700byte)
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