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「市全体を学びの場に」関西福祉大 宮本要太郎・新学長

2026年11月07日

 関西福祉大学の第9代学長に宮本要太郎氏が10月1日付けで就任。地域と大学が互いに支え合う新たな連携のあり方として「赤穂まるごとキャンパス」構想を明らかにした。

 大学の敷地内だけでなく、市内全体を学生の学びの場と位置付け、市民との交流や地域課題への関わりを広げていきたい考えだ。

 宮本氏は「大学というのは、高校を卒業した人が4年間通うだけの場所ではない」とし、地域で働く社会人などが資格取得や教養を深めるために大学を利用するリカレント教育の充実を構想。「地域の人が気軽に学びに来られる場にしていきたい」と話す。

 一方、学生にとっても大学のキャンパスだけが学びの場ではないとする。福祉、教育、看護などの実習だけでなく、「学生が市内のいろんな場所で地域の皆さんと一緒に学び合う。赤穂市全体がキャンパスというような形にしたい」といったイメージを思い描く。「地域住民が大学で学び、地域が学生を育てる」。そうした双方向の関係を目指すという。

 「地域も若い人が少なくなり、元気が失われていく部分がある。大学も少子化の影響を強く受ける。だからこそ、お互いがお互いを支え合う関係になれないか」

 学生には、教室の外へ出て地域の人と関わり、時には意見をぶつけ合う経験もしてほしいと願う。

 「人は、いろんな人との関係の中で成長していく。自分と同じ考えの人だけではなく、違う考えや、自分にはない経験を持つ人と出会ってほしい。直接会って、相手の言葉をゆっくり聞いて、それに自分の言葉を返す。そういう経験の積み重ねが人間力を育てる。赤穂という地域全体の中で、そういう学びができる大学にしていきたい」

 専門は宗教学。趣味は読書、テニス、カラオケで、ゴルフも始める予定という。宮崎県高鍋町出身。66歳。

関西福祉大学の第9代学長に就任した宮本要太郎氏

関西福祉大学の第9代学長に就任した宮本要太郎氏



[ 社会 ]

掲載紙面(PDF):

2026年11月7日号(2665号)2面 (9,159,700byte)


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