JR赤穂線活用など連携合意 赤穂で兵庫・岡山知事会議
2026年09月02日
隣県の知事同士が共通する行政課題について話し合う「兵庫・岡山両県知事会議」が1日、加里屋中洲の赤穂ロイヤルホテルであり、斎藤元彦・兵庫県知事と伊原木隆太・岡山県知事が広域観光、自然共生社会、特殊詐欺対策の3分野で連携を深めることで合意した。

知事会議の合意事項を掲げる斎藤元彦・兵庫県知事(右)と伊原木隆太・岡山県知事
「広域観光の推進」では、神戸空港と岡山桃太郎空港を玄関口とした誘客や、両県を結ぶJR赤穂線、姫新線を活用した周遊促進などを協議。斎藤知事は2027年のワールドマスターズゲームズ関西や岡山県の「森の芸術祭」などを挙げ、「食や文化、アートなど共通する魅力的な観光資源を生かした観光ルートの展開が大事」と述べた。
「自然共生社会の推進」では、目撃件数が増加傾向にあるツキノワグマへの危機感を共有。ナガエツルノゲイトウ、クビアカツヤカミキリといった特定外来生物の対策を重点的に話し合った。両県特産の牡蠣など水産資源の確保についても研究機関同士の連携を進めることで合意した。特殊詐欺対策については、生成AIで詐欺の手口を疑似体験できる岡山県の取組や、兵庫県の自動録音機器配布など互いの対策を紹介した。
会議は2002年から開催し、今回で11回目。会議に先立ち、両知事は赤穂海浜公園を視察し、民間活力を導入したリニューアルが進むグランピング施設を見学。海洋科学館・塩の国で土鍋で海水を煮詰める塩づくりも体験した。
会議後の記者会見では、赤穂市と備前市の県境近くで建設計画され、地元漁協も反対している産業廃棄物最終処分場について質問があり、斎藤知事は「問題については承知している。設置に関する手続きについては厳正にしっかりチェックしてやっていく」と述べ、「地元住民をはじめ関係者の不安は十分に承知している。しっかり把握しながら対応していくことが大事だ」と語った。

塩づくり体験も楽しんだ両知事
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