2026年07月23日
工業系高校で学ぶ生徒らが溶接技術を競う「全国選抜高校生溶接技術競技会」(8月1日、愛媛県新居浜市)に相生産業高校機械研究部3年の平田隼人君(17)=上仮屋南=が出場する。関西地区予選を1位で突破した技術を武器に日本一を目指す。
全国各地区の代表が集う同競技会は「溶接甲子園」と呼ばれ、今年で10回目。平田君は、手に持ったトーチから発生する電気の火花(アーク)で金属を溶かし、そこへワイヤーを送り込みながら接合する「炭酸ガスアーク溶接部門」に出場する。
厚さ9ミリの鉄板2枚を制限時間15分以内で溶接する競技。溶接部分の外見的な仕上がりだけでなく、内部に気泡やスラグ(不純物)の巻き込みがないかレントゲンで調べる透過試験もあり、高度な技術と安定した作業精度が求められる。
ものづくりに興味があり、赤穂中から同校機械科へ進学した平田君。授業で体験した溶接作業で「きれいに仕上がったときのうれしさは格別」とおもしろさに魅せられ、2年生から入部した。火花で熱せられた鉄板が1500度を超える高温になる中、汗だくになって練習を重ね、めきめき腕を上げた。
同部溶接班顧問の吉盛慎吾教諭(50)は「最初から溶接の感覚が良かった。技術的には全国でもトップクラスであることは間違いない。実力を発揮して優勝を目指してほしい」とエール。平田君は「全国大会出場が決まったとき、昔溶接工だった祖父がとても喜んでくれたのがうれしかった」と笑顔を見せ、「僕も将来は溶接の仕事をしたい。全国大会は力を出し切れるよう集中する」と平常心で臨む。

全国選抜高校生溶接技術競技会に相生産から初めて出場する平田隼人君
[ 社会 ]
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