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「人つなぎ笑顔広がる場所に」空き家を交流拠点に自力改修

2026年07月18日

 尾崎で理容店を営む中森逸彌(いつや)さん(79)が、自宅兼店舗の隣にある空き家を改修したコミュニティスペース「ソルト・ヴィレッジ・アコウ」を7月20日(月・祝)にオープンする。


空き家をコミュニティスペースに改修してオープンする中森逸彌さん

空き家をコミュニティスペースに改修してオープンする中森逸彌さん


 ギャラリーとして利用できるほか、パーティーや会合、作品展示など幅広い用途に対応し、地域住民が気軽に集える交流拠点を目指す。

 中森さんは昨年、自宅に隣接する空き家を購入。当初は店の駐車場として活用することも考えたが、「地域の役に立てられないか」と思案した末、コミュニティスペースとして生まれ変わらせることを決めた。

 木造2階建て住宅の1階部分を約1年かけて改修。難しい工事は知り合いの工務店に依頼したものの、大半は自らの手で仕上げた。押し入れを展示棚に改装し、10畳と8畳の和室、キッチンをリフォーム。机や椅子、エアコン、冷蔵庫、Wi―Fiなどを備え、最大15人程度まで利用できる。家具や備品の多くは友人や知人から無償で譲り受けた。

 木の温もりが感じられる室内には中森さんが収集したカメラや釣り道具、ナイフなどのアンティーク品が並び、落ち着いた雰囲気を演出。玄関前には赤穂高校美術部員がボランティアで彩色したサーフボード型の看板が掲げられ、来場者を迎える。スペースの名称は、かつて一帯に塩田が広がっていた歴史にちなんで名付けた。


施設のシンボルとなるサーフボードを彩色した赤穂高校美術部のみなさん=中森さん提供

施設のシンボルとなるサーフボードを彩色した赤穂高校美術部のみなさん=中森さん提供


 店舗は尾崎トンネルと赤穂海浜公園の中間に位置し、周辺には飲食店やコンビニエンスストア、クリニックなどが並ぶ。海浜公園では民間活力を活用した中長期的な施設改善が進められており、今後さらなる集客が期待される一方、「この地域が海浜公園への行き帰りの通過点になってしまうのでは」(中森さん)と危機感を抱いていたという。

 「人が集まるところに活気は生まれる。みんなが気軽に集まれるフレンドリーな場所をつくりたかった」と中森さん。趣味のサークル活動や料理教室、ミニコンサートやパブリックビューイングなど多様な活用を想定しており、「人と人をつなぎ、笑顔が広がる場所になれば」と新たな交流拠点が地域のにぎわいづくりにつながることを願っている。

 利用時間は午前9時〜午後9時。不定休。利用料は1時間1000円(ギャラリー利用は応相談)。問い合わせはTel43・8905。インスタグラム(@salt.village.ako)でも情報発信する。


社会街ネタ ]

掲載紙面(PDF):

2026年7月18日号(2652号)1面 (5,059,672byte)


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