加藤明学長が新著出版 記念の夏休み特別授業も
2026年07月13日
教育方法学・算数を専門とする関西福祉大学の加藤明学長が、統計科学の基礎を分かりやすく解説した新著『子どもに教える前に知っておきたいデータサイエンス』を出版した。

新著を出版した関西福祉大学の加藤明学長
論理的・批判的思考力と探究力を身に付けることを目指し、難解と思われがちなテーマを小学校高学年から読める平易な文章でまとめている。
加藤氏は小学校教諭を16年間務め、文部科学省中央教育審議会専門委員や全国学力テストの専門家検討会議委員などを歴任。長年にわたり、算数教育やデータサイエンス教育に携わってきた。近年、教員を目指す学生が中学校で学ぶ統計分野に対応できなかったことや、文系学生から「データサイエンスが分からない」と相談を受けたことなどをきっかけに本著を執筆した。
書籍では、統計や二進法、PPDACサイクルによる問題解決などを身近な事例を交えて解説。パスワードの安全性や偏差値、生成AI、相関関係など日常生活と結び付けたテーマを数多く取り上げ、「なぜそうなるのか」を考えながら読み進められるように工夫した。文部科学省が次期学習指導要領で情報教育を大幅に拡充する方針を打ち出した中、高校の「情報」で学ぶレベルの内容を小学5年生が読み解けるように配慮したという。
「答えを知るだけでなく、自分で考えて納得する楽しさを味わってほしい」と加藤氏。AIをはじめ便利な科学技術が世の中に普及する中、「AIに使われる『駒』ではなく、仕組みを理解して活用する『差し手』になってほしい。子どもと一緒に知的好奇心を持ち、変化を楽しめる大人が増えれば、子どもたちの未来も豊かになる」と大人への期待を込めて本のタイトルをつけた。
四六判、176ページ。価格は2300円(税別)。
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関西福祉大学は、加藤明学長の新著出版を記念した夏休み市民公開講座「加藤先生の特別授業〜知っておきたいデータサイエンス」(共催・赤穂民報社)を8月3日(月)午後1時10分から同大学で開催する。
著書では触れられなかった内容を含め、加藤氏がデータサイエンスを学ぶ楽しさを伝える。小学5年生〜中学1年生を対象に20人を募集する。保護者、一般の受講も歓迎。
受講無料。講座後、参加者に新著を進呈する(1家族1冊)。7月27日(月)まで専用フォーム(この記事の下にQRコードあり)で先着順に受け付け、定員になり次第締め切る。問い合わせは
Tel46・2525(平日月曜〜金曜の午前9時〜午後5時半)、またはメール(soumu@kusw.ac.jp)。
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