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【コラム陣太鼓】被告医師が小学校卒業に書いた「将来の夢」

2026年03月21日

 ▼赤穂市民病院脳神経外科の医療ミスをめぐる刑事訴訟で神戸地裁姫路支部は、被告医師に禁錮1年(執行猶予3年)の有罪判決を下した。

 ▼世間では「刑が軽すぎる」「実刑でないのか」などといった声が多く見られるが、医療行為における業務上過失傷害罪で罰金刑ではない有罪判決が出るのは極めて異例だ。被告が犯した医療ミスを裁判所が重く見た結果と言える。

 ▼裁判長は被告に「大きな障害や痛みを負った被害者に申し訳ないという気持ちを決して忘れずに」と説諭した。判決を受けて被害患者の家族は「患者の生命を軽視するような方は医療に携わるべきではない」とコメントした。

 ▼被告は小学校の卒業アルバムの作文に「将来の夢」と題し、父から「人を裁ける人物になれ」と言われた、と記している。判決を受け入れるのか、あるいは控訴して「裁かれる立場」を続けるのか。

 ▼作文は「人々のやくに立てる人物になれるようにがんばろうと思っている」との抱負で締めくくられていた。彼はそう書いたことを覚えているだろうか。今も同じ気持ちを持っているだろうか。


コラム「陣太鼓」 ]

掲載紙面(PDF):

2026年3月21日号(2637号)1面 (5,696,617byte)


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