2026年03月11日
赤穂市民病院は、現在循環器科に2人在籍している常勤医師が、いずれも今月で退職すると明らかにした。4月からは非常勤医師が診療を担当するが、救急や入院の受け入れに制約が避けられないほか、病院収益にも影響が出る見込みだ。
病院総務課などによると、現在は大学医局からの医師と兵庫県の養成医が1人ずつ在籍。2024年度は年間で入院1万680人、外来1万3670人の患者を受け入れた。
4月以降は非常勤医師が週3回の診療を行うが、病院によると「心臓カテーテルによる検査や治療など専門的な治療はできなくなる」といい、急性心筋梗塞などの循環器系の急性疾患が疑われる救急患者の受け入れは停止せざるを得ず、「姫路、岡山の専門的医療機関での対応となる」としている。
市消防本部によると、循環器系の急性患者の市外搬送先としては、東はツカザキ病院、兵庫県立はりま姫路総合医療センター、西は岡山大学病院、岡山赤十字病院が候補となる。赤穂市内からの移動時間は最も距離的に近いツカザキ病院でも「30〜50分」、岡山市内の2病院だと「少なくとも60分はかかる」という。
また、病院の試算では循環器科の常勤医師が不在となることで、「年間4〜5億円の収益減」(病院財務課)となる見込みだ。
2人の常勤医師が同時に退職する理由について、渡代昌孝・病院事務局長は6日の市議会本会議で「医局の事情」と答弁。同課は赤穂民報の取材に「一身上の都合と聞いている。結果として、2人の退職が同時期になったもの」とした。
4月以降の循環器科の診療体制について病院は「急性以外の循環器疾患は可能な限り救急対応、入院加療を行っていく」としている。

[ 社会 ]
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投稿:疑問 2026年03月11日
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