2026年03月09日
赤穂市民病院は6日、昨年12月にペースメーカー埋め込み術を実施した患者が循環不全状態となり、その後死亡した医療事故があったと公表した。
病院によると、患者は冠動脈硬化症を治療するために入院。複数の抗血栓薬を併用中に発作が複数回発生し、新たに洞不全症候群と診断された。そのままでは失神を引き起こす危険性が高いとしてペースメーカー埋め込み術を行い、一般病棟で経過観察していたところ、手術の2日後に容態が急速に悪化。救命処置を施したが全身状態が改善せず死亡したという。患者の年齢や性別、手術日や死亡日は公表していない。
病院は患者が死亡した原因を「重篤な合併症である心タンポナーデが発生した」とし、再発防止策として「予測される合併症について事前に本人及び家族に十分に説明し、インフォームド・コンセントを得ることはもちろんであるが、個々のケースに応じたリスクの評価を加味する」「埋め込みデバイス手術治療後は、一層慎重に経過観察を行う。合併症が発生した場合は、薬物治療に加え、早期より外科的治療の対応を検討し、困難が予想されれば高次医療機関へ搬送する」としている。
同病院の医療安全対策実施要項では、医療事故が死因となった場合、医療スタッフは直ちに所属長に口頭報告し、所属長から報告を受けた院長が院内医療事故調査委員会を開く取り決め。また、市長や議会への報告も定めている。
医療事故後の報告や調査はルール通りに行われたのか。医療安全推進室は9日、赤穂民報の取材に、「所属長から医療安全推進室には(患者の死亡から)24時間以内に報告があった。(院長や市長などへ報告、事故調の開催日は)公表できるかどうか確認する」として一部の回答を保留した。

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